「中学留学に向けて英検®準2級合格を目指しているけれど、最適な勉強法ってある?」
中学留学や中学、高校受験を機に合格を目指すお子様が増えている英検®準2級。
高校中級程度の理解が求められるため「どのように勉強すればいいのか」に悩む親御様は多いかと思います。
多くの英検®準2級合格者を輩出してきた、英検特化型の塾講師だからこそ分かる、必勝勉強法は下記のとおりです。
単語と文法をしっかりとマスターしつつ、各技能の過去問をやり込むことが勉強のコツになります。
※リンクをクリックすると該当の勉強法に移動します
英検®準2級の必勝勉強法 | |
【最重要】英単語は毎日暗記し続ける | ・英単語は一度覚えて終わりではなく復習する ・書くだけでなく声に出して覚える |
小学生や英語に自信がない方は3級レベル、それ以外は準2級レベルの文法を学ぶ | ・小学生や自信のない方は3級の教材や過去問を解いて3級までの文法をマスターする |
リスニングは「同じ過去問と音源をマスター」してから次の問題に移る | ・過去問を使って聞いた英語の意味が理解できるようになるまで練習する ・オーバーラッピングなどをして1つの過去問をマスターしてから次の過去問を練習する |
ライティングは過去問を解いて学校の先生や塾の先生に添削してもらう | ・ライティングは過去問を解いて終わりではなく、先生に正確な採点を依頼する |
スピーキングは過去問を解いて英語の伝え方を覚える | ・過去問を解いて略したりイントネーションを間違えたりすることなく伝えられるようにする |
この記事では、英検塾講師が今までの経験をもとに合格に近づく本当の英検®準2級合格勉強法を詳しく解説していきます。
最後まで読めば、具体的な勉強法とお子様の勉強スケジュールが明確になります。
留学や受験などの最終目標を目指して、英検®準2級にスムーズに合格するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
1.3ヶ月で英検®準2級に合格するスケジュール

英検®準2級は戦略的に勉強をすれば、小学生や中学生、高校生問わず3ヶ月で合格を目指せます。

※スケジュールはあくまでも一例です
英検®準2級に3ヶ月で合格するために重要なのは、早い段階から単語と文法に取り組んでおくことです。
とくに、ライティングは、小学生にとっては学校で十分に習っていない「日本語の文章力+英語の文法」の双方が必要になります。
「ライティングは難しいから他で点数を取って2級まで進みたい」と考える親御様もいますが、ここで向き合わないと2級合格のハードルがより高くなってしまうでしょう。
そのため、単語と文法は早い段階から勉強を開始して、過去問が解けるように基礎を固めていくことが重要です。
2.英検®準2級の必勝勉強法一覧

ここでは、英検®準2級の合格に向けた必勝勉強法を詳しく解説します。
※リンクをクリックすると該当の勉強法に移動します
英検®準2級の必勝勉強法 | |
【最重要】英単語は毎日暗記し続ける | ・英単語は一度覚えて終わりではなく復習する ・書くだけでなく声に出して覚える |
小学生や英語に自信がない方は3級レベル、それ以外は準2級レベルの文法を学ぶ | ・小学生や自信のない方は3級の教材や過去問を解いて3級までの文法をマスターする |
リスニングは「同じ過去問と音源をマスター」してから次の問題に移る | ・過去問を使って聞いた英語の意味が理解できるようになるまで練習する ・オーバーラッピングなどをして1つの過去問をマスターしてから次の過去問を練習する |
ライティングは過去問を解いて学校の先生や塾の先生に添削してもらう | ・ライティングは過去問を解いて終わりではなく、先生に正確な採点を依頼する |
スピーキングは過去問を解いて英語の伝え方を覚える | ・過去問を解いて略したりイントネーションを間違えたりすることなく伝えられるようにする |
「何から勉強させればいいのか分からない」「効率のいい勉強法を教えたい」などお子様の英検®準2級の勉強法にお悩みの場合は、ぜひお役立てください。
2-1.【最重要】英単語は毎日暗記し続ける
英検®準2級合格に向けた勉強で最も重要なのは、英単語を覚えることです。英単語は、全技能で必要となる「英検®合格の鍵」です。
とくに、リーディングは、いかに英単語を暗記できたかで点数が左右されます。だからこそ、英単語はコツコツと暗記し続けましょう。
英検®準2級合格に必要な英単語数は約3,600語ですが、この中には英検®3~5級の英単語が含まれています。
英検®3級で必要な英単語数は約2,100語なので、実際には1,500語程覚えれば大丈夫です。旺文社の「英単語ターゲットシリーズ」を使って覚えるといいでしょう。
【英検®準2級の英単語勉強におすすめの教材】 ・英単語ターゲット1400 ・英熟語ターゲット1000 |
覚え方のコツは「覚えて終わりではなく復習すること」と「声に出して覚えること」の2つです。具体的に、どのように取り組めばいいのか簡単にご紹介します。
2-1-1.ポイント1:覚えて終わりではなく復習する
英単語を覚えるときには一度覚えて終わりではなく、復習をして定着を促すことが重要です。
実は、覚えたことを知識として定着されるには、反復学習が欠かせません。エビングハウスの忘却曲線では、覚えたことを復習しないと、翌日には74%忘れてしまうことが分かっているからです。
せっかく頑張って覚えた単語を翌日に半分以上忘れてしまっては、なかなか前に進めませんよね。

※エビングハウスの忘却曲線とは:ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した学んだことをどれくらいの速度で忘れてしまうか示したもの
英単語の復習ができれば知識として定着しやすくなり「英単語が身についた」「たくさん英単語を書けるようになった」と体感できます。
そのため、英単語は毎日コツコツと暗記して、前日に覚えた単語を翌日に復習することを忘れないようにしましょう。
毎日コツコツと英単語を覚える例 | |
今日 | 20単語 |
明日 | 復習:20単語 新しい単語:20単語 |
明後日 | 復習:40単語新しい 単語:20単語 |
毎週日曜日 | 1週間で覚えた単語の総復習 |
「毎日復習する単語が増えると大変かも」と感じるかもしれませんが、単語カードをめくりながら、正しく書けるか、正しく発音できるか、クイズ形式で確認するだけで問題ありません。
毎日無理なく復習できる方法で継続してみましょう。
2-1-2.声に出して覚える
英単語を覚えるときは「見る」「書く」だけではなく、声に出して覚えることを意識しましょう。目で見た情報と発音の音声情報の双方があったほうが、英単語の定着を促せるためです。

英単語は10回ノートに書くなどの覚え方で終わりがちですが、英単語を書いた後に正しい発音を聞いて声に出すことを意識してみてください。
例えば「grow」を覚えるときにたくさんノートに書くだけではなく、辞書やアプリで正しい発音を確認してから声に出して読みます。読み書きを繰り返すことで、単語を覚えやすくなります。

2-2.小学生や英語に自信がない方は3級レベル、それ以外は準2級レベルの文法を学ぶ

英検®準2級に必要な文法を学ぶときは、小学生や自信のない方は3級レベル、それ以外は2級レベルの文法を学びましょう。
英検®準2級ではそこまで高度な文法を求められないので、3級までの文法を正しく理解していれば十分合格を目指せます。
英検®の級 | 各級で新しく学ぶ文法 |
英検®4・5級 | ・肯定文 ・否定文 ・疑問文 ・進行形 ・助動詞 ・過去形 ・比較級 ・最上級 |
小学生・自信のない方 3級レベルの教材で勉強する | ・受動態 ・現在完了 ・関係代名詞 ・付加疑問 |
上記以外 準2級レベルの教材で勉強する | ・過去完了形 ・未来完了形 ・仮定法 ・使役動詞原形不定詞 ・比較級の応用 ・動名詞や不定詞の応用 |
とくに、小学生は文法を学ぶ機会がないため、教材や過去問を解いて3級までの文法をマスターすることを意識しましょう。
中学生や高校生で3級までの文法を理解している場合は、準2級で初めて対象になる過去完了形や、未来完了形などを教材で学ぶことがおすすめです。
【文法が苦手で文章の組み立て方が分からない場合は塾で勉強しよう】 文法が苦手で文章の組み立て方が苦手な場合は、自主勉強だけでは「文法が分かる」ところまで持っていくことが難しいです。 英検®準2級ではライティングがあり自分で文章を書かなければならないので、英検®専門の塾に通い、基礎から正しく身につけることがおすすめです。 詳しくは「4.英検®準2級に一発合格を目指すなら「英検専門」の塾の力を借りるべき」でまとめていますので、ぜひご覧ください。 |
2-3.リスニングは「同じ過去問と音源をマスター」してから次の問題に移る
英検®準2級のリスニングは、毎年ほぼ同じパターンの問題が出題されます。
英検®準2級のリスニングの問題パターン | |
第1部:会話の応答文選択 | 男性と女性の会話を聞いて、最後の会話の解答を選択する 例:職場の同僚、友人との会話、店員と客の会話 |
第2部:会話の内容一致選択 | 会話の内容に関する質問に対する解答を選択する 例:職場の同僚、友人との会話、店員と客の会話 |
第3部:文の内容一致選択 | 読み上げられた文章に対する質問を選択する 例:ある人物に対する質問、公共の場でのアナウンス |
問題形式に慣れつつリスニング力を身につけるためには、過去問を使い、聞いた英語の意味が理解できるようになるまで練習しましょう。
ポイントなのは、1つの過去問を完全に分かるようになってから、次の問題に移ることです。ここでの「分かる」は、英語を聞くのと同時に意味が理解できる状態を指します。
英語を聞いて一度頭の中で日本語に変換をして考えるのではなく、英語を聞いて自然と何を言っているのか理解できる状態を目指します。

「小学生や中学生でもできるかな….」と不安になったかもしれませんが、下記の手順を踏んで練習をすればできるようになります。
英検®準2級のリスニングの勉強法 | |
1回目 | 過去問を解いてスクリプトと日本語訳を見る |
2回目 | スクリプトと日本語訳を見ながら、過去問の音声を聞く |
3回目 | スクリプトを音読する |
4回目 | オーバーラッピングする (音声を聞くのと同時にスクリプトを読みながら発声する学習法) |
5回目 | スクリプトを見ないで音声に合わせて発音する(何も見ずに一呼吸おいて話す) |
1~5までの流れを実施する時間がない場合は、オーバーラッピングを繰り返すだけでも問題ありません。
「準2級の過去問を聞いても真似できない」と思った場合は、3級や4級の過去問に戻って上記を繰り返してみると、何となく理解できるようになっていきます。
慣れるまでは「英語の意味が分からない」と感じるかもしれませんが、少しずつ耳が英語特有の発音やフレーズに慣れて聞き取れるようになります。焦らずに、繰り返し取り組んでいきましょう。

2-4.ライティングは過去問を解いて学校の先生や塾の先生に添削してもらう
英検®準2級には以下のライティング問題が2問出題されます。
英検®準2級のライティングの問題形式 | |
Eメール問題 | Eメールの返信問題。質問の解答と2つ質問をする |
意見論述 | 英文を読んで自分の意見とその理由を2つ書く |
ライティングの勉強は、ひたすら過去問を解いて問題の傾向と英作文に慣れることがポイントです。
英文で日記を書くなどの方法は遠回りになるので、とにかく過去問を解いて英検®準2級合格に向けて使えるフレーズ、文法の型を覚えていくようにしましょう。
また、ライティングは過去問を解いて終わりではなく、学校や塾の先生に添削をしてもらいましょう。ライティングの採点基準は非常に複雑で、英検に精通していないと加点、減点対象の判断ができません。
過去問や参考書の模範解答はレベルが高いため、実際にはそこまで書けなくも配点基準を満たしている可能性もあります。

2-5.スピーキングは過去問を解いて英語の伝え方を覚える
英検®準2級の二次試験となるスピーキングは、過去問を解いてイントネーションや発音、フレーズなど正しい伝え方を覚えましょう。
このときに重要なのは、何となく話すのではなく、過去問の解答などを参考にしながら、略さずに正しく話す練習をすることです。
実際に、親子で英語®準2級を受験して、親のほうが略して話すことに慣れているため、点数が低かったケースもあります。
下記のように、主語を省略するなどして解答してしまうと、減点対象になるのです。

英語®準2級のスピーキングでは、教科書のように、正確に話すことを求められます。
1フレーズを話すにしても、正しいイントネーションになっているか、略していないかなど丁寧に確認をして進めるようにしてください。

3.英検®準2級の勉強を成功させる3つのコツ

ここまで、英検®準2級の具体的な勉強法を紹介しました。ここでは、具体的勉強法と併せて知っておきたい英検®準2級の勉強を成功させるコツをご紹介します。

お子様の英検®準2級合格の後押しにはどのようなことができそうか、参考にしてみてください。
3-1.本を買うなら「旺文社」のものを購入する
英検®準2級の勉強をするための本は、旺文社から出版されているものを購入しましょう。他社の参考書は内容が若干ずれていたり、試験内容を十分に踏まえられていなかったりするためです。
せっかく参考書を購入して勉強をしても英検®準2級合格につながらないと意味がないので、過去の英検®出題問題を徹底的に分析している旺文社の参考書がおすすめです。
旺文社は、下記のように、英検®対策の参考書、過去問などをたくさん扱っています。
【旺文社の英検®準2級の本の一例】 ・英検準2級でる順パス単:過去5年分の英検過去問題を徹底分析してよく出題される単語を「でる順」に掲載している ・英検準2級 文で覚える単熟語:長文を読み単語学習と同時に読解力を身につける ・2025年度版 英検準2級過去6回全問題集:音声付きで過去問を解きながら必要な知識を身につける その他の旺文社の本は下記からご覧ください旺文社の英検®合格ナビゲーター |
英検®準2級の英単語の勉強に活用したい場合は、出題傾向順に英単語を紹介している「でる順パス単」がおすすめです。
英検®準2級の過去問を踏まえた問題にチャレンジしたい場合は、「2025年度版 英検準2級過去6回全問題集」を参考にしてみるといいでしょう。
このように、お子様の現状に応じて、英検®準2級の合格を後押ししてくれる1冊を選んでみてください。
3-2.英検®合格者の添削を受ける
英検®準2級の合格を目指すには、英検®合格者の添削を受けることも重要です。
英検®準2級のライティング・スピーキングは5段階評価で採点するものの、詳しい基準は非公開となっています。
過去問に取り組んだ後に、模範解答を基に大まかな自己採点はできても、
「本当にこの書き方ではいけないのか」
「今の発音は減点対象なのか」
など、英検®特有の視点を持った判断ができないためです。
もし、お子様のスピーキングに直したほうがいい箇所があっても「どう修正すれば加点対象になるのか」理解できていないと、合格に向けて的確な指摘ができません。
そのため、少なくとも択一式ではないライティングとスピーキングは、英検®に知見があり正確な判断、指摘ができる英検®合格者の添削を受けてください。
3-3.過去問のパターンを把握する
英検®準2級の勉強では、過去問のパターンを把握しておきましょう。英検®準2級では、下記のテーマを扱う傾向があります。
【英検®準2級で扱うテーマ例】 ・学校・趣味(映画、音楽など) ・旅行や買い物 ・スポーツ ・天気 ・ 道案内 ・海外の文化 ・人物紹介 ・自然・環境など |
テーマで扱う単語や文法は必要になるので、過去問を解きながら様々なテーマに慣れておくことが重要です。
例えば、天気がテーマのときに、説明できるフレーズや単語を知っているか確認しておくなど、テーマごとの対策をしておくと大きく点数を落とすことを避けられるでしょう。
4.英検®準2級に一発合格を目指すなら「英検専門」の塾の力を借りるべき

ここまで、英検®準2級の具体的な勉強法を解説しました。
英検®準2級は3級までと比べると単語数が増え、ライティングなどの難易度も上がります。
一発合格を目指してご自宅でサポートをしたいと思っても「英語嫌いでモチベーションが続かない」「難易度が上がってきたから教え方が分からない」などのお悩みを抱えやすいです。

とは言え、英語®準2級は中学留学、中学受験を目指すうえで重要な試験なので、何とか短期間で合格したいという親心もあるかと思います。
だからこそ、英検®準2級に一発合格を目指すなら、英検®に精通した英検®専門の塾の力を借りましょう。

【英検®専門の塾の力を借りたほうがいい理由】 ・英検®を知り尽くした講師陣が本当に必要なことを教えてくれる ・お子様のモチベーション、苦手分野に応じた学習ができる ・ライティングやスピーキングの採点ができて必要な対策ができる |
英検®専門の塾には英検®の特徴や傾向を熟知した講師陣が揃っているため、英検®準2級合格に向けて本当に必要な勉強ができます。
また、お子様の苦手分野やモチベーションに応じて、前向きに取り組めるようにフォローもできるでしょう。
「英検が苦手だけれど中学受験で必要」「中学で留学したいから短期間で合格させたい」など、英検®準2級の一発合格を目指したい方は、塾の力を借りることを検討してみてください。
5.まとめ
本記事では、英検®準2級合格を目指すときの勉強法を詳しく解説しました。
最後に、この記事の内容を簡単に振り返ってみましょう。
〇英検®準2級は計画的に取り組めば3ヶ月で合格を目指せる
〇英検®準2級の必勝勉強法は下記のとおり
・【最重要】英単語は毎日暗記し続ける
・小学生や英語に自信がない方は3級レベル、それ以外は準2級レベルの文法を学ぶ
・リスニングは「同じ過去問と音源をマスター」してから次の問題に移る
・ライティングは過去問を解いて学校の先生や塾の先生に添削してもらう
・スピーキングは過去問を解いて英語の伝え方を覚える
〇英検®準2級の勉強を成功させる3つのコツは下記のとおり
・本を買うなら「旺文社」のものを購入する
・英検®合格者の添削を受ける
・過去問のパターンを把握する
〇英検®準2級に一発合格を目指すなら「英検専門」の塾の力を借りるべき
英検®準2級は計画的に勉強をすれば効率よく合格を目指せるものの、課題に応じた勉強法、スピーキング、ライティングの採点は英検®に精通した塾の力を借りなければ難しい側面があります。
お子様を少しでも早く効率よく英検®準2級に合格させたいとお考えの場合は、まずは英検®合格率93%の「英検アカデミー」にお問合せください。
よくある質問


記事監修者
桐山 ヒロキ
経歴
青山学院大学経済学部を卒業後、英検®対策塾「英検®︎セミナー」へ入社。
人気講師として500人を英検®合格へ導いた後、2005年に英検®︎アカデミーを設立。 設立18年、累計10,000人超の英検®合格をサポート。合格率は93%をほこる。
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