「英検®2級に”一発で”合格できる勉強法を教えて!」
受験や留学に間に合わせるには合格までの期限も限られており、どうにかして1回で合格したいと焦っているのではないでしょうか。
そこでこの記事では、英検®を熟知している塾講師が、3ヶ月で合格できる英検®2級の必勝勉強法を解説していきます。
※リンクをクリックすると該当の勉強法に移動します
英検®2級の必勝勉強法 | |
【最重要】単語は毎日暗記し続ける | ・英単語は毎日暗記して語彙量を増やす ・ノートに書くだけでなく声に出して覚える |
【次に重要】少しでもつまずくなら3級、準2級レベルから文法の基礎を叩き込む | ・文法は基礎を理解していないと応用が解けないため少しでもつまずくなら準2級、3級まで戻り勉強する |
リスニングは「同じ過去問と音源をマスター」してから次の問題に移る | ・英語を聞いて自然と何を言っているのか分かるまで同じ過去問を繰り返し聞いてマスターする |
ライティングは過去問を解いて学校の先生や塾の先生に添削してもらう | ・2級のライティングは自己採点が難しいため知識のある塾や学校の先生に添削してもらう |
スピーキングは過去問を解いて英語の伝え方を覚える | ・過去問を解いて略すことなく正しく伝える練習をする |
英検®2級の合格の鍵は、英単語と文法の基礎固めです。
最後まで読めば、英検®2級の具体的な突破法が分かり、確実に合格への道を進むことができるでしょう。
英検®2級は合格率が25.4%と比較的低く、難易度が増す試験です。
短期間での一発合格を目指すためにも、ぜひ参考にしてみてください。
1.英検®2級を3ヶ月で合格するスケジュール
英検®2級は下記のようなスケジュールを組めば、小学生や中学生、高校生問わず、3ヶ月で合格を目指せます。

※スケジュールはあくまでも一例です
英検®2級は準2級と比較すると難易度がぐんと上がるため、早い段階から基礎を固めることが重要です。
とくに、英単語と文法は、各技能を解くためのベースになります。

毎日コツコツと取り組んで「分かる」だけでなく「使える」知識にできるように計画を立てましょう。
「3-2.単語と文法だけは毎日復習する」で詳しく解説していますが、英単語と文法は勉強しない日を作らずに、毎日復習をして知識の定着を目指すことが大切です。
2.英検®2級の必勝勉強法一覧

続いて、英検®2級の合格に向けた必勝勉強法を詳しく解説します。
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英検®2級の必勝勉強法 | |
【最重要】単語は毎日暗記し続ける | ・英単語は毎日暗記して語彙量を増やす ・ノートに書くだけでなく声に出して覚える |
【次に重要】少しでもつまずくなら3級、準2級レベルから文法の基礎を叩き込む | ・文法は基礎を理解していないと応用が解けないため少しでもつまずくなら準2級、3級まで戻り勉強する |
リスニングは「同じ過去問と音源をマスター」してから次の問題に移る | ・英語を聞いて自然と何を言っているのか分かるまで同じ過去問を繰り返し聞いてマスターする |
ライティングは過去問を解いて学校の先生や塾の先生に添削してもらう | ・2級のライティングは自己採点が難しいため知識のある塾や学校の先生に添削してもらう |
スピーキングは過去問を解いて英語の伝え方を覚える | ・過去問を解いて略すことなく正しく伝える練習をする |
「受験までに何とか合格したいけど勉強法が分からない」「2級は難しいと聞くから何をすればいいのか分からない」など、お子様の勉強法に悩んでいる場合は、ぜひ参考にしてみてください。
2-1.【最重要】単語は毎日暗記し続ける
英検®2級の勉強で最も大切なのは、英単語を毎日コツコツと暗記して知っている単語量を増やすことです。
英単語が分からないと解答するどころか、選択肢や問題文も理解できないからです。
ここでは、英検®2級の英単語を覚えるときの2つのポイントを紹介します。
2-1-1.覚える単語は約5,100語
英単®2級は準2級と比べると、約1,500語増えています。
準2級までの単語を覚えている場合は、追加された約1,500語を中心に、毎日暗記をしましょう。
英検®の級 | 出題単語数 |
3級 | 約2,100語 |
準2級 | 約3,600語 |
2級 | 約5,100語 |
単語を覚えるときにおすすめの教材は、旺文社の「英単語ターゲットシリーズ」です。
英検®2級に出題されやすい単語、熟語を出る順で覚えられます。
2-1-2.覚えるときは「読み書き(声に出す+書く)」をセットにしよう

英単語を覚えるときは、「読み書き(声に出す+書く)」をセットにして、覚えるようにしましょう。
以下2つのメリットがあるからです。
【読み書き(声に出す+書く)」をセットにして覚えるメリット】 ・相乗効果で、記憶に残りやすくなる ・声に出すため、発音も覚えられる(=対リスニングにも効果的) |

例えば「Environment(環境)」を覚えるときに、ノートに書くだけではなく、アプリや参考書で正確な発音を聞いて真似をします。
スペルと発音をセットで覚え、コツコツと単語量を増やしていきましょう。
2-2.【次に重要】少しでもつまずくなら3級、準2級レベルから文法の基礎を叩き込む
次に重要なのは、文法の基礎をしっかりと叩き込むことです。
英検®準2級まで順調に合格してきたお子様でも、文法が分からないと太刀打ちできません。
実際に、連続で落ち続ける子が続出しているからです。

英検®の級 | 各級で新しく学ぶ文法の例 |
3級 | ・受動態 ・現在完了 ・関係代名詞 ・付加疑問 |
準2級 | ・過去完了形 ・未来完了形 ・仮定法 ・使役動詞原形不定詞 ・比較級の応用 ・動名詞や不定詞の応用 |
2級 | ・分詞構文や仮定法の応用 ・付帯状況のwith ・高度な時制の応用 |
英検®2級は高校卒業程度のレベル感なので、小学生や中学生は、学校で学んでいない文法が出てきます。
そのため、少しでも不安がある場合は、文法が分からない部分まで戻って基礎固めから始めましょう。
例えば、2級で追加になった仮定法の応用を使った問題を解くには、基礎となる仮定法を理解していなければなりません。
仮定法が分からない場合は、準2級の参考書で文法をマスターしてから、2級の範囲に取り組みましょう。

2-3.リスニングは「同じ過去問と音源をマスター」してから次の問題に移る
リスニングは、1つの過去問を完全に分かるようになってから、次の問題に移ることを徹底することが合格の鍵です。
どれだけ多くの過去問を解いても、自分で発音できない問題は聞き取れません。
「過去問のここが聞き取れなかったけれど、どんどん解いていこう」という方法ではリスニング力がつかず、結果的に点数を落とすことになります。
聞き取れないところが0になり、自分で発音できるまで1つの過去問を徹底的にやり抜くことでリスニング力が身につくのです。
英検®2級のリスニングは、準2級と同じく、「会話の応答文選択」と「文の内容一致選択」の2つの形式で出題されます。
過去問をひとつ決めたら、下記の勉強法で取り組んでください。
英検®準2級のリスニングの勉強法 | |
1回目 | 過去問を解いてスクリプトと日本語訳を見る |
2回目 | スクリプトと日本語訳を見ながら、過去問の音声を聞く |
3回目 | スクリプトを音読する |
4回目 | オーバーラッピングする(音声を聞くのと同時にスクリプトを読みながら発声する学習法) |
5回目 | スクリプトを見ないで音声に合わせて発音する(何も見ずに一呼吸おいて話す) |
【おすすめの取り組み方】 ・英語が得意な人:1回目と5回目だけやってみる ・普通の人:1回目と3回目、5回目だけやってみる ・英語が苦手な人:1回目から5回目まで順番にやってみる |
英検®2級のリスニングは準2級と同様、1度しか問題文が流れません。
そのうえ、2級のリスニングは、文法や単語も難しくなるうえ、ビジネスシーンや社会的、文化的なトピックなど、小学生や中学生に馴染みのないトピックを扱う傾向があります。
お子様が会話、問題の意味を理解しにくいときは「会社で仕事をするときに相談をしているんだよ」など、問題のシチュエーションを簡単に説明してあげるといいでしょう。
【音読できないときは英語を聞いて英語で翻訳する練習をしよう】 移動中や通学中など音読ができないときは、英語を聞いただけで意味が分かるように練習をしましょう。 英語を聞いたときに、頭の中で意味だけを連想させることに集中して、過去問を聞きます。英検を聞いて頭の中で日本語に変換して「この英語は日本語では〇〇だから….」と逐一組み立て直していては、時間が足りません。 英語に耳が慣れて、聞いただけでだいたい何を言っているのか理解できるところまで取り組めるといいでしょう。 |
2-4.ライティングは過去問を解いて学校の先生や塾の先生に添削してもらう
ライティングは過去問を繰り返し解きライティングの型、言い回しのパターンに慣れて、点数を逃さないように勉強しましょう。
このときに大切なのは、英検®2級を熟知している学校や塾の先生に添削をしてもらうことです。
英検®2級の採点方法は、細かい基準や加点、減点などは非公開になっています。過去問の模範解答はレベルの高い解答なので真似しにくく、合格者のサポートが不可欠です。
英検®2級のライティングは、以下の2問が出題されます。
英検®2級のライティングの問題形式 | |
要約問題 | 英文を読んで指示に従って内容を要約する |
意見論述 | 英文を読んで自分の意見とその理由を2つ書く |
この2問でCSEスコア650点分、一次試験の3分の1を占めるため「ライティングが苦手」と放置していると、大幅な減点となる可能性があります。
そのため、英検®2級の知識がある先生の添削を受けて、現状どれくらい点数が取れるのか、何を間違えているのか明確にしたうえで、改善しながら過去問を解いていきましょう。
2-5.スピーキングは過去問を解いて英語の伝え方を覚える
スピーキングでは、基本的には過去問を解いて、イントネーションやフレーズ、正しい文法が話せるように練習しましょう。
このときに重要なのは、教科書のように「略さず」解答する技を身につけることです。
例えば、「He is going to play tennis with Rola and Jim.」と解答
すべきところを「Playing tennis, Rola and Jim.」と略してしまうと、減点の対象になる可能性があります。
過去問の模範解答を参考にしながら、練習を重ねましょう。

3.英検®2級の勉強を成功させる3つのコツ
英検®2級の詳しい勉強法が分かったところで、英検®2級の勉強法を成功させるために知っておきたい3つのコツをご紹介します。

勉強を開始する前に把握しておけば、お子様の勉強をスムーズに進められるので、ぜひ参考にしてみてください。
3-1.本を買うなら「旺文社」のものを購入する
1つ目は、参考書を買うなら「旺文社」から出ているものを購入することです。
他社の参考書は範囲が若干ずれていたり、必要な内容が十分反映されていなかったりするためです。
英検®2級合格に向けて必要な内容を効率よく勉強するためにも、英語®2級を徹底的に分析して参考書に落とし込んでいる「旺文社」のものを選択しましょう。
旺文社の参考書は、下記のように様々な種類があります。単語や熟語の勉強や過去問の勉強など、目的に応じて使い分けるといいでしょう。
【旺文社の英検®2級の本の一例】 ・英検2級でる順パス単:過去5年分の英検過去問題を徹底分析してよく出題される単語を「でる順」に掲載している ・英検2級 文で覚える単熟語:長文を読み単語学習と同時に読解力を身につける ・2025年度版 英検2級過去6回全問題集:音声付きで過去問を解きながら必要な知識を身につける その他の旺文社の本は下記からご覧ください旺文社の英検®合格ナビゲーター |
3-2.単語と文法だけは毎日復習する
2つ目は、英語と文法だけは何があっても毎日復習することです。
「1.英検®2級を3ヶ月で合格するスケジュール」でも触れたように、単語と文法が英検®の基礎になります。
英検®2級の勉強で陥りがちなのは、毎日勉強はしているものの知識として定着せず覚えられていない状態です。
実は、エビングハウスの忘却曲線では、一度覚えたことを復習しないと、1日後には74%も忘れてしまうことが分かっています。

※エビングハウスの忘却曲線とは:ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した学んだことをどれくらいの速度で忘れてしまうか示したもの
復習しないで放置をすると時間経過とともにどんどん忘れてしまうため、大切な記憶として定着させるために復習をすることが重要なのです。
単語や文法の復習は下記のように、覚えた次の日にミスなく書けるか、意味を理解しているか確認します。
毎週日曜日には1週間で覚えた単語や文法の総復習をして、忘れている単語がないか確認するといいでしょう。
曜日 | 復習の例 |
今日 | 20単語過去 完了形 |
明日 | 復習:20単語・過去完了形 新しい勉強:20単語・未来完了形 |
毎週日曜日 | 1週間で覚えた単語・文法の総復習 |
3-3.できるなら英検®取得者の添削を受ける
3つ目は、できるならスピーキングとライティングは、英検®取得者の添削を受けることです。
なぜなら、「2-5.スピーキングは過去問を解いて英語の伝え方を覚える」で触れたように、「略さずに解答する」など、英検独自の採点基準があるのに、どこにも公開されていないからです。
だからといって、模範解答を真似するのは、現実的に難しいです。合格には、そこまでの完成度は求められていません。
合格を最短で目指すには、「合格者のやり方」を真似するのが最も効率的です。
それを実現するのが、採点の傾向や高得点が獲得できるコツを熟知している英検®取得者なのです。
合格した人は、どこで点が取れるか、どこが採点されやすいかなどの傾向や高得点のコツを体験的に知っています。
合格者しか知り得ないポイントを理解することで、効率よく合格に近づけるのです。
4.英検®2級に最短で合格するなら「過去から今まで英検®を知り尽くした」塾に行こう

ここまで、英検®2級の勉強法を詳しく解説してきました。英検®2級は準2級以前までとは難易度が異なり、「何とかなる」と言える範囲ではありません。
単語と文法の知識をしっかりと身につけて、自分の英語力で戦う必要があるのです。
だからこそ、戦略的な勉強法が必要となりますが、高校卒業程度のスキルが求められるためご家庭で細かく指導することが難しいレベルではあります。
「受験に間に合わせたいけれど、モチベーションが保てない」「内容が難しくて教えることができない」などの課題を抱えやすいです。

そこで、英検®2級に最短で合格するなら、過去から現在までの英検®を知り尽くした塾に行くことがおすすめです。
英検®に精通している塾であれば過去の出題傾向を分析したうえで、本当に必要な知識を効率よく学べます。
それだけでなく、英検®の学習に長い間携わってきたので、生徒に応じた教え方、モチベーションの上げ方も理解しています。

【過去から今までの英検®を知り尽くした塾に通ったほうがいい理由】 ・過去の出題傾向を分析したうえで本当に必要な知識を効率よく学べる ・お子様のモチベーション、苦手分野に応じた学習ができる ・ライティングやスピーキングの採点ができて必要な対策ができる |
また、元英検®面接官が在籍している塾であれば、英検®ならではの視点、採用基準を踏まえた添削を受けることも可能です。
英検®2級は闇雲に努力せず、信頼して任せられる塾の力を借りることをおすすめします。
5.まとめ
この記事では、英検®2級の勉強法を具体的に解説しました。
最後に、この記事の内容を簡単に振り返ってみましょう。
〇英検®準2級は計画的に取り組めば3ヶ月で合格を目指せる
〇英検®2級の必勝勉強法は下記のとおり
・【最重要】単語は毎日暗記し続ける
・【次に重要】少しでもつまずくなら3級、準2級レベルから文法の基礎を叩き込む
・リスニングは「同じ過去問と音源をマスター」してから次の問題に移る
・ライティングは過去問を解いて学校の先生や塾の先生に添削してもらう
・スピーキングは過去問を解いて英語の伝え方を覚える
〇英検®2級の勉強を成功させる3つのコツは下記のとおり
・本を買うなら「旺文社」のものを購入する
・単語と文法だけは毎日復習する
・できるなら英検®取得者の添削を受ける
〇英検®2級に最短で合格するなら「過去から今まで英検®を知り尽くした」塾に行こう
英検®2級は準2級までとは異なり、文法の理解、語彙量は必要になります。高校卒業レベルの内容なので、ご家庭での指導が難しいと感じやすくなります。
短期間で合格を目指すなら英語®に特化した講師陣が揃っている「英検アカデミー」に、ご相談ください。
よくある質問


記事監修者
桐山 ヒロキ
経歴
青山学院大学経済学部を卒業後、英検®対策塾「英検®︎セミナー」へ入社。
人気講師として500人を英検®合格へ導いた後、2005年に英検®︎アカデミーを設立。 設立18年、累計10,000人超の英検®合格をサポート。合格率は93%をほこる。
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