立教新座高校の英語入試の合格の秘訣と入学後の英語教育を解説

立教新座高校の英語入試について、「何から手をつければいいのか分からない」「どんな対策をすれば合格できるんだろう」といった疑問はありませんか？

「難しすぎて今から頑張っても受験まで間に合わないのでは？」といった不安を感じる方も少なくないでしょう。

まず、立教新座高校の英語入試のおおまかな出題内容は以下のとおりです。

長文読解
整序問題
英作文
リスニング問題

上記のうち、得点源として特に重視すべきは長文読解です。

合格を目指すなら、単語力と文法知識を固めた上で、長文をスピード感をもって正確に読み取る力を着実に養うことが大切になります。

本記事では、立教新座高校を目指す受験生を数多く支えてきたプロの英語塾講師が、同校の英語入試対策から入学後の英語教育までを詳しく解説します。

【この記事で分かること】

・立教新座高校の英語入試の出題傾向と特徴

・時間配分と解き方のコツ

・リスニング・長文・語彙対策のための勉強法

・効率的な復習とNG勉強法

・受験までの学習スケジュール

・入学後の英語教育や内部進学について

立教新座高校合格を目指している方は、本記事を参考に具体的な学習計画を立てて、安心して本番に臨みましょう。

記事監修者

桐山ヒロキ

英検アカデミー塾長

経歴

青山学院大学経済学部を卒業後、英検®対策塾「英検®︎セミナー」へ入社。

人気講師として500人を英検®合格へ導いた後、2005年に英検®︎アカデミーを設立。設立18年、累計10,000人超の英検®合格をサポート。合格率は93％をほこる。

立教新座高校の英語入試の傾向と特徴

引用：立教新座中学校・高等学校

立教新座高校の英語入試の出題傾向と特徴

立教新座高校の英語入試の出題内容を以下にまとめます。

大問	出題内容
第1問	リスニング	聞き取りした内容を選択肢から選ぶ
第2問	リスニング	聞き取りした内容を5語以上で書き取る
第3問	説明文の読解	短い文章について、語句の補充や並べ替え、動詞の選択などを行う
第4問	物語の読解	長い文章について、語句の選択、英文解釈や内容一致などが問われる
第5問	長文読解（書き換え）	文法や構文について適切な語句を選択する
第6問	整序	文法やイディオムを正しい順序に並べ替える
第7問	英作文	会話文の文脈に合うよう、空欄に適切な英文を作る

※上記は記事作成時点（2025年9月時点）で得られた情報を元に作成しています。試験内容は変更となる場合がありますのでご注意ください。

全体的な特徴としては、

記述式のリスニング問題があること
高い長文読解力が求められること
文法力や語彙力が求められる設問が多いこと

といった点が挙げられ、長文を正確に読み取る力とリスニング力、それを下支えする文法・単語知識が問われる試験内容となっています。

立教新座高校の英語の難易度と合否の差

立教新座高校の英語入試は難易度として見れば標準的なレベルで、語彙力については英検準2級ほどのレベルを求められます。

合格者と不合格者の最大の違いは、日頃から文法や単語の理解を深め、長文を読むことに慣れる練習を重ねてきたかどうかです。

短期間での単なる暗記型の学習では合格は難しいといえます。

立教新座高校の英語入試での時間配分のコツは？

立教新座高校の英語入試は設問数が多いため、大問を解ききるには時間配分を意識することが大変重要です。

理想的な配分は以下のとおりです。

大問	出題内容	時間配分の目安
第1問	リスニング（選択式）	15分
第2問	リスニング（記述式）	15分
第3問	説明文の読解	15分
第4問	物語の読解	15分
第5問	長文読解（書き換え）	3分
第6問	整序	7分
第7問	英作文	5分
トータル		60分

得点源として重要な長文読解では、最初の5分で全体構造を把握し、残り10分で設問を解くような時間配分が有効です。

本番でも上記の時間配分で解けるように、過去問を使って繰り返し演習するようにしましょう。

立教新座高校入試の英語対策！具体的な勉強法

リスニングの効果的な対策

立教新座の記述式リスニングに対応するには、聞いた内容を正確に書き取る訓練を行う必要があります。

そこで対策として取り入れていただきたいのが、毎日のシャドーイング、ディクテーション、音読練習です。

特にディクテーションでは数字や固有名詞を正しく聞き取ることが大切になりますので、教材を使って段階的にトレーニングを繰り返しましょう。

まずは初級レベルから始めて、3ヶ月後には上級レベルまで到達することを目標に、コツコツと学習を進めます。

おすすめ教材
『CNN ENGLISH EXPRESS』
『BBC Learning English』

長文読解の効果的な対策

長文読解の攻略には、精読力と速読力の両方が必要です。

以下のようなステップで取り組んでいきましょう。

1分間で読めるワード数（wpm）を確認する
現状の英文読解スピードを測りましょう。数値化することによって、目標が立てやすくなり、成果も確認しやすくなります。

ワード数の計測は、日本速読解力協会の提供する「英語総合読解力測定メジャーさん」が便利です。

単語力をつける
わからない単語が減れば、その分読む時間も短縮できます。文章中の9割程度の単語を理解できる状態を目指して単語力を強化します。
短文を精読する
短い文章でよいので、正確に読む練習をします。繰り返し練習することで、馴染みのある単語や表現も増えていき、読み取りの速度も上がります。
英語の語順で理解する癖をつける
英語の語順のまま理解する練習をします。戻り読みが減ると、さらにスムーズに読み進められるようになります。
英文を声に出して読む
音読をすることで、英文のリズムに慣れることができます。

毎日、最低1題は長文に触れる習慣を作り、長文読解力を高めていきましょう。

おすすめの教材
『ポレポレ英文読解プロセス50』
『速読英単語必修編』

文法・語彙の効果的な対策

文法や語彙問題で高得点を狙うには、問題集や単語帳での反復練習を行うのが効果的です。

目安として、同じ教材に3周ほど取り組むとよいでしょう。

繰り返し学習が効果的な理由は、記憶が時間の経過とともに失われるためです。1日後、3日後、1週間後と段階的に復習することで、知識の定着率をグンと高めることができます。

間違えた問題は必ずノートに記録して、忘れないうちに繰り返し復習をします。

おすすめの教材
『Next Stage [ネクステージ]』
『全解説頻出英熟語問題 1000』

さらに、過去問から頻出の語彙を集めてリスト化しておくのもよいでしょう。

着実に語彙・文法力を強化するためにも、毎日30分の語彙学習時間を確保することをおすすめします。

【立教新座高校の英語入試対策】NG勉強法と改善策

やってしまいがちな非効率な学習

単語帳の「眺め読み」、文法の「答え暗記」、長文の「全訳依存」、リスニングの「聞き流し」、模試の「点数一喜一憂」は避けましょう。

単語は必ず書いて覚える
文法はきちんと理解する学習を心がける
長文は要点を掴みながら読む癖をつける
リスニングは内容を意識して聞く
模試は弱点を確認するためのツールと考える

これらを意識することにより、同じ勉強時間でも学習効果は2倍以上に向上します。

過去問の「解きっぱなし症候群」から抜け出そう

過去問を解いて答え合わせをしただけで満足してしまう受験生が非常に多いですが、これでは成績向上は望めません。

正答率を記入するシートを作成するなどして、各分野の得点率を目で見てわかるようにしておくことが重要です。

間違えた問題は必ず間違いノートに記録し、なぜ間違えたのかを分析し、同じミスをしないよう復習をするようにしましょう。

立教新座高校合格までの英語学習ロードマップ

立教新座高校の入試英語の対策の要点や気をつけるべき学習方法を紹介したところで、次は具体的な学習計画について紹介します。

大まかなスケジュールは以下のとおりです。

時期	学習すること
受験まで6ヶ月以上	基礎固め（単語、文法、リスニング力）
受験まで3〜6ヶ月	過去問演習と模試受験＋リスニング（記述式）と長文読解のトレーニング
受験まで3ヶ月以内	復習と回答時間の最終調整

受験まで6ヶ月以上：基礎固め

受験まで6ヶ月以上前は基礎を固めるための学習に集中しましょう。

達成目標：
単語2000語到達、文法基礎固め、リスニング基礎力向上

この段階では過去問に手を出さず、単語帳や文法書を使って、丁寧に基礎学習を進めます。

リスニングは英検®準2級レベルから始めて、徐々にレベルアップしていきます。

この時期の学習時間配分は、毎日2時間程度の学習を継続しましょう。

受験まで3〜6ヶ月：過去問演習と模試受験

受験まで残り3〜6ヶ月になったら、過去問演習を本格的に開始します。

週に2回は時間を計って過去問を解き、残りの日は弱点補強に充てるようにしましょう。

模試は月1回のペースで受験し、全国での自分の位置を把握しながら学習計画を修正していきます。

また、特に記述式リスニングと長文読解のトレーニングを毎日必ず行うことが合格への鍵となります。

受験まで3ヶ月以内：復習と回答時間の最終調整

受験まで3ヶ月をきったら、過去問を徹底的に演習し、時間内で回答できるよう最終調整を行います。

この時期は新しい参考書に手を出すのではなく、これまでに使用した教材の復習に集中しましょう。

メンタル管理も重要で、規則正しい生活リズムを維持し、本番と同じ時間帯に問題を解く習慣をつけます。

また、体調管理にも細心の注意を払い、睡眠時間は最低7時間確保し、適度な運動でストレスを解消しながら、最高のコンディションで本番を迎えられるよう準備しましょう。

入学後の英語教育と内部進学のリアル

引用：立教新座中学校・高等学校

立教新座の英語教育について

立教新座では、国際社会で通用する英語力の育成を目標とした英語教育を掲げており、以下のような多彩な英語教育を受けることができます。

・少人数制の授業体制
・ネイティブスピーカーの教員による英会話の授業
・「ElSA Speak」の導入
・国内外での様々な語学研修、本格的な留学プログラム、クラブ活動を通した国際交流（※）

このように、授業以外でも英語に触れられる機会が豊富に用意されているので、積極的に参加すれば英語力も飛躍的に向上させられるでしょう。

（※）参考：国際交流（立教新座中学校・高等学校）

立教大学への内部進学について

立教新座から立教大学への内部進学率は80%以上（※）と高く、大学受験の負担なく充実した高校生活を送れることは大きなメリットです。

（※）参考：学び（立教新座中学校・高等学校）の情報を元に作成

内部進学にあたっては、高校3年間で立教大学の推薦基準を満たす優秀な成績を維持することが求められます。

さらに、学内での成績順に希望の学部学科を選ぶことができるため、日々の学習が非常に重要になるといえます。

また、内部進学の条件の一つとして英検®2級（CEFR B1）レベル以上の取得も求められますので、早い段階から計画的に学習を進めていくことが大切です。

立教新座高校の英語に関するよくある質問

Q1：立教新座高校の入試のために英検®は取っておくべき？

立教新座の入試では英検®による優遇措置はないため、取得は必須ではありません。

ただし、英語力の把握という観点から、同校の合格に必要とされるレベルの準2〜2級の受験にチャレンジしてみるのも手です。

なお立教新座から立教大学への内部進学にあたっては、英検®2級（CEFR B1）レベル以上の取得が求められますので、いずれにしても英検®対策は行っておくに越したことはないでしょう。

Q2：入試のために塾に通った方がいい？

独学でも合格は可能ですが、効率的な対策と正確な情報収集の観点から塾の利用をおすすめします。

本記事でも紹介した記述式リスニングや長文読解対策は、独学では伸び悩むケースもあります。

合格実績を持つ塾なら、過去問だけでなく類似の演習問題を提供してもらえたり、豊富な指導経験から試験対策について的確なアドバイスをもらえたりします。

限られた時間内で効率的に対策をするなら塾の利用も検討するとよいでしょう。

立教新座高校の英語学習・内部進学なら「英検アカデミー」へ

本記事では、立教新座高校の英語入試の出題内容や対策について詳しく解説してきました。

お子様の志望校として立教新座高校をお考えの方は、入試に関する情報収集を本格的に行われていることでしょう。

しかし、お子様の現在の英語力ではたして合格ラインまで到達できるのか、不安を感じている保護者様もいらっしゃることかと思います。

特に立教新座高校の英語入試では高い文法力や長文読解力が求められることから、ご家庭での指導や独学での対策には限界があります。

また入学後においても、立教大学への内部進学のために英検®2級レベルの資格取得が求められます。

そこでぜひ頼っていただきたいのが私たち英検アカデミーです。

英検®対策はもちろんのこと、以下を強みとしてお子様の英語力を一気に引き上げます。

私立校を目指すお子様へのきめ細やかなマンツーマン指導
オリジナルの文法教材による着実な基礎固め
英語の成績がグングン伸びていく独自メソッド
優秀な講師とのマッチング

英検アカデミーでは多くの生徒さんが英検®2級に合格し、立教大学へ内部進学しています。

毎月全国から数百名もの方々からのお申し込みがあり、先着順に優秀な講師をキャスティングしているため、満席も予想されます。

入試までの限られた時間を無駄にしたくない方、また確実な内部進学を目指す方には、ぜひお早めにご相談ください。

まとめ：合格には小さな一歩の積み重ねが大切！

立教新座に合格するには、小さな一歩の積み重ねが必ず合格という大きな成果につながります。

そのためには、以下のことを学習時に心がけましょう。

時間配分を意識して、過去問に繰り返し取り組む
自分の現在地（得点率）を把握する
学習スケジュールを具体的に決めて計画的に取り組む

立教新座の英語は確かに難関ですが、正しい対策と継続的な努力があれば必ず突破できます。

この記事で紹介した戦略を信じて、今すぐ行動を始めてください。あなたの挑戦を心から応援しています。

記事監修者

桐山ヒロキ

英検アカデミー塾長

経歴

青山学院大学経済学部を卒業後、英検®対策塾「英検®︎セミナー」へ入社。

立教新座高校の英語入試の合格の秘訣と入学後の英語教育を解説