「明大八王子の英語入試はどんな内容?」
「内部進学に必要な英語力はどのくらい?」
明治大学付属八王子高等学校は明治大学への内部進学ができるため、受験を検討している学生さんや保護者の方も多くいらっしゃることでしょう。
明大八王子の一般入試英語では、以下の大問5題が出題されます。
- リスニング
- 長文問題×2題
- 同意文の書き換え
- 語句整序
合格ラインを目指すなら、基本的な文法力と語彙力、文章を正確に理解したり前後の文脈から意味を推測したりする力をつけておくことが大切です。
さらに入学後は、高校1年~3年の定期テストでの好成績と英検®2級レベル以上の資格取得が内部進学の条件となります。
つまり、受験前から高校3年間まで、着実に英語力を高めていくことが大変重要になってくるのです。
本記事では、明大八王子の生徒さんの日々の英語学習から内部進学に必要な英検®対策まで一貫してサポートしているプロの英語講師が、以下を網羅的に分かりやすく解説します。
【この記事で分かること】 ・明大八王子の英語入試の基本情報と難易度 ・技能別の実践テクニック ・学力層別の効果的な対策 ・入学後の英語学習 ・明大への内部進学について |
記事を読めば、合格のために何をすべきか、そして入学後どのように過ごせば希望学部に進めるかが明確になるはずです。
ぜひ最後までお読みいただき、入試に向けた準備の参考にしてみてください。
明大八王子 英語入試の基本情報と難易度

最初に、明大八王子高校の英語入試の基本情報と難易度を簡潔にまとめます。
- 試験時間:50分、配点100点
- 出題構成:リスニング、長文読解(2題)、文法・語法、語句整序
- 難易度:中学英語をマスターしていれば得点できるレベル
それぞれの項目について、さらに詳しく見ていきましょう。
試験概要(出題内容・時間配分)
明大八王子の一般入試の英語は、大問5題で構成されています。
各設問の出題内容と配点、時間配分の目安を以下に示します。
大問 | 出題内容(※) | 配点 | 時間配分の目安 | |
第1問 | リスニング | 会話文2題を聞き、正しい選択肢を選ぶ | 各5点×4問 | 10分前後 |
第2問 | 長文読解 | 長文を読み、空欄補充や内容一致問題など様々な形式の小問に回答する | 各4点×7問 | 15分 |
第3問 | 長文読解 | 長文を読み、内容一致問題や要約文の空欄補充など様々な形式の小問に回答する | 各4点×7問 | 15分 |
第4問 | 同意文の書き換え | 4題の同意文を完成させる | 各3点×4問 | 5分 |
第5問 | 語句整序 | 4題の英文が出題される 10語前後の並び替えを行う | 各3点×4問 | 5分 |
トータル | 100点満点 | 50分 |
※出題内容は2023年度受験用データブック(明治大学付属八王子高等学校)を参考に作成
※時間配分は記事作成時点(2025年9月時点)で独自に得た情報を元に作成しています。試験内容は変更となる場合がありますのでご注意ください。
英語試験の出題傾向と難易度
明大八王子の英語試験は、英語の基礎的な力を問う設問がほとんどで、難易度としては中学英語の知識をしっかり身につけていれば十分に合格できるレベルです。
同校のデータブックによると合格者の平均点は100点満点中80点前後となっています。
設問毎の傾向と難易度を以下にご紹介します。
大問1
リスニングで流れる文章は英検3級レベルです。基礎をきちんと身に付けておけば問題なく回答できるでしょう。
大問2・3
長文読解では、比較的長い文章が出題されるため、基礎的な単語力と文法力に加えて長文を正確に理解する力や前後の文脈から推測する力が必要になります。
過去の入試では、合格者と不合格者の正答率に差が出ています。
大問4
同意文完成問題は、基本的な中学文法に基づいた問題が出題されるため、難易度としてはそこまで高くありません。
この設問も、過去の入試で合格者と不合格者の正答率に差が出ています。
大問5
語句整序問題は、文法が苦手な人には難しいと感じる問題が多く出題される傾向にあります。中学の文法の基礎をしっかりと押さえておくことがとても大切です。
※参考:2023年度受験用データブック(明治大学付属八王子高等学校)
【実践テクニック】長文・文法・リスニング対策

明大八王子の英語入試は、読解力とリスニング力、そしてその基盤となる単語・文法力をバランスよく身に付けておくことが大変重要です。以降では、長文、文法・語法、リスニングの3項目に分けて実践で使えるコツをご紹介します。

長文読解の実践テクニック
長文読解を効率的に解くためには、設問の先読みで読むべきポイントを明確にすることが重要です。
各段落の最初と最後の文に注目し、段落ごとに簡潔な要約メモを作成しながら読み進めましょう。
選択肢は消去法を活用し、明らかに誤っている選択肢から除外していけば正答率が向上します。
長文を15分以内で理解する必要があるので、1問あたりにかける時間を意識し、迷った問題は後回しにする判断力も必要です。
文法・語法の実践テクニック
文法・語法問題は、明大八王子の英語入試で最も得点しやすい分野です。
過去5年間の出題傾向を分析すると、仮定法、関係詞、時制の問題が頻出しており、これらを重点的に対策することが効果的です。
イディオムは教材を最低3周するなどして、定着させましょう。
難易度としては中学の基本的な英文法を身に付けておけば問題ありません。確実に得点できるよう対策をしておくのがおすすめです。
おすすめの教材 「POWER STAGE 英文法・語法問題」 「Vintage」 |
リスニングの実践テクニック
リスニング問題で高得点を取るには、設問の先読みを習慣化することが大切です。
音声が流れる前の時間を有効活用し、何を聞き取るべきか事前に把握しましょう。メモは最小限にとどめ、キーワードや数字のみを記録することで集中力を維持できます。
日頃から多様な英語の音声に慣れ親しむことが実力アップにつながります。
おすすめの教材 「BBC Learning English」 「NHKラジオ英会話」 |
【学力層別】効果的な英語学習法

続いては、効果的な学習方法について学力層別に解説していきます。
- 偏差値60以上の場合
- 偏差値50-59の場合
- 基礎力に不安がある場合
入試に向けた学習計画を立てる際に、どこから取り組めば良いかの参考にしていただければ幸いです。
偏差値60以上の場合の対策
すでに安定した英語力がある場合には、基礎力を前提により高得点を狙う戦略を取りましょう。
- 長文読解:精読から多読にシフトし、速読力に磨きをかけましょう。目安としては、1分100語のペースで読む訓練をします。
- 語彙力:英検準2級以上の語彙力を身につけましょう。過去問は最低5年分を2周して苦手な語彙を徹底的につぶします。
- リスニング:満点を目指し、清聴と多聴の機会を作ります。また、実践面では設問を先に読む解法に慣れておきましょう。
また、時間配分を意識した演習を繰り返し行い、本番で焦らずに問題を解けるよう準備を固めておきます。
偏差値50-59の場合の対策
上位の英語力までもう一歩という方は、確実に得点できる分野から固めていく戦略が有効です。
- 文法・単語:文法問題で8割以上の得点を確保できるよう、基礎の復習と演習問題に取り組みます。
- 長文読解:入試レベルの長文を精読し、設問を先に読む解法に慣れるようにしましょう。
- リスニング:入試レベルの音声教材を用いて、簡単なメモを取りながら清聴を行う練習が効果的です。
1日2時間の学習時間を確保し、バランスよく各分野を強化していくのが理想的です。
基礎力に不安がある場合の対策
基礎力に不安がある方は、中学範囲の理解と基礎固めから始めましょう。
まずは中学3年間の文法事項を体系的に復習し、基本的な文型や時制を確実に身につけることが最優先です。
- 長文読解:1日1題のペースで、丁寧な精読をする練習をしましょう。
- 語彙力:精読でわからない単語に出会ったら、必ず調べて語彙力を増やします。並行して、単語帳で基礎単語力を強化しましょう。
- リスニング:中学教科書の音声教材から始め、徐々にレベルを上げていきましょう。
塾や個別指導の活用も検討し、地道に英語力を伸ばしていくことをおすすめします。
【明大八王子】入学後の英語学習と明大への内部進学

入学後の英語学習について
明大八王子では、朝の小テストや英作文、読解練習を通して、日頃から文法力や語彙力を鍛えられるような学習が行われています。
卒業までに英検2級またはTOEIC400点を獲得できる英語力の取得を目標として、英検やTOEICの対策講習にも力を入れています。(※)
このような学習の積み重ねが、明治大学への内部進学において重要な評価基準となり、高校生活における学習習慣の確立につながっていると考えられます。
(※)参考:高校教育(明治大学付属八王子中学・高等学校)
明治大学への内部進学について
明大八王子の大きな魅力の一つとして、明治大学への内部進学を挙げられる保護者の方も多いことでしょう。
実際、約90%ほどの生徒さんが内部進学を選択し、明治大学へと進まれています。

内部進学の推薦においては、以下が重視されます。
- 高1から高3までの英語成績
- 英検®2級またはTOEIC400点以上
- 学内での選考試験
よって、内部進学を希望される場合には、3年間の定期テスト対策に加え、英検®やTOEICの目標級の取得のための計画的な学習もとても大切になってきます。
よくある質問(FAQ)

Q1:英語が苦手でも入学後についていけますか?
A:明大八王子では手厚い学習体制により、努力次第で十分についていける環境が整っています。
少人数制の英語の授業や、放課後の平常講習、また必要に応じて指名講習の開講など、英語に不安を感じている生徒さんが授業に送れないような工夫がされています。
学校の学習だけでは心配という方は、明大八王子の英語授業や定期テスト対策に強い塾などを活用するのも手です。
特に英語に苦手意識のあるお子様は、早いうちに苦手を克服できるような学習を取り入れることをおすすめします。
Q2:内部進学で希望学部に行けない人はどれくらい?
A:具体的なデータは公表されていませんが、成績によっては希望学部へ進学できない可能性もあります。
2024年度の進路状況を見ると、内部進学率91.3%のうち、法学部・商学部・政治経済学部の3つの学部が人気であり、競争率も高くなることが推測されます。(※)
また内部進学では英検2級以上、またはTOEIC400点以上を取得することも要件の一つとなっているので、早期からの計画的な学習が大変重要になるでしょう。
(※)参考:進路実績 (明治大学付属八王子中学・高等学校)
明大八王子の英語入試で合格・内部進学を狙うなら「英検®アカデミー」へ
本記事では、明大八王子高校の英語入試の出題内容や対策、入学後の英語教育について詳しく解説してきました。
しかし、お子様の現在の英語力ではたして合格ラインまで到達できるのか、不安を感じている保護者様もいらっしゃることかと思います。
入学後においても、明治大学への内部進学のために英検®2級の取得が求められるため、継続的な英語学習が大変重要になります。
そこでぜひ頼っていただきたいのが私たち英検®アカデミーです。
明大八王子に特化した英語指導に加え、私立中高生の英検®対策に大きな強みを持っていますので、現状英語力に不安のあるお子様も安心してお任せいただけます。
- 私立校を目指すお子様へのきめ細やかなマンツーマン指導
- オリジナルの文法教材による着実な基礎固め
- 英語の成績がグングン伸びていく独自メソッド
- 優秀な講師とのマッチング
英検アカデミーでは多くの生徒さんが英検®2級に合格し、明治大学へ内部進学しています。
入学後の英語学習や英検®対策まで着実に進めたいという方は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ:「合格」の先を見据えた戦略的な選択を
明大八王子高校の英語は、入試突破という短期目標と入学後の充実した学習、そして希望する学部への内部進学という長期目標の両方を視野に入れた取り組みが必要です。
入試対策では、自分の学力レベルに応じた効率的な学習法を選択し、各大問の特徴を踏まえた実践的な対策を積み重ねましょう。
入学後は着実に英語力を向上させることで、明治大学への道が開かれます。
本記事の情報を参考に、短期的な合格と長期的な成功の両方を実現する学習計画を立て、次のステップとして学校説明会への参加や過去問演習から始めることをおすすめします。
よくある質問


記事監修者
桐山 ヒロキ
経歴
青山学院大学経済学部を卒業後、英検®対策塾「英検®︎セミナー」へ入社。
人気講師として500人を英検®合格へ導いた後、2005年に英検®︎アカデミーを設立。 設立18年、累計10,000人超の英検®合格をサポート。合格率は93%をほこる。
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