近大附属高校の偏差値・進学実績・英語教育の特徴｜英検対策特化の英語塾-英検アカデミー

近大附属高校の学校概要

引用：近畿大学附属高等学校

[英検®絶対合格コースはこちら]

近畿大学附属高等学校は、大阪府東大阪市若江西新町にある私立の共学校です。

1939年に日本工業学校として設立され、1949年に近畿大学附属高等学校と改称。2001年に中学校と高等学校を「近畿大学附属高等学校・中学校」として運営を統合しました。

近畿大学の系列校として、特別推薦入学試験制度により学力試験免除で近畿大学へ進学できる進学校として高い人気を誇ります。

基本情報

所在地:大阪府東大阪市若江西新町5-3-1
設置者:学校法人近畿大学
教育理念:実学教育と人格の陶冶

アクセス

JR久宝寺駅から約20分
京阪モノレール門真市駅から約40分の通学バスを運行
近鉄長瀬駅から通学バスを運行

生徒専用の通学バス（有料・定期券制）で、安全な登下校と通学時間の短縮を図っています。

施設・キャンパス環境

校舎は一般教室棟が5階建て、特殊教室棟が11階建ての充実した施設を備えています。

2013年よりiPadを用いたICT教育を開始し、全生徒が自己負担でiPadを購入。各教室にプロジェクターを設置するなど先端的な教育環境を整備しています。

体育館
図書館
理科実験棟
人工芝グラウンド　など

施設・キャンパス環境

引用：近畿大学附属高等学校

近畿大学附属高校受験の入試情報

近畿大学附属高等学校の偏差値

2025年度の近畿大学附属高等学校の偏差値は59〜70程度とされており、大阪府内でもトップクラスの人気校として知られています。

コース別の偏差値は以下の通りです。

模試名	偏差値の目安
普通科Super文理コース	70
普通科特進文理コースⅠ	67
普通科特進文理コースⅡ	65
普通科英語特化コース	61
普通科進学コース	59

近畿大学附属高等学校の倍率

近大附属高校の倍率は、1.28〜15.78倍程度です。

以下に直近の倍率データをまとめました。

コース	倍率
普通科Super文理コース	15.78
普通科特進文理コースⅠ	5.58
普通科特進文理コースⅡ	1.74
普通科英語特化コース	1.90
普通科進学コース	1.28

高校入試の概要と出題傾向

近畿大学附属高等学校の一般入試は、専願・併願ともに2月上旬に実施されます。

参考までに、2026年度の入試概要を紹介します。

試験日	2月10日（火）
募集定員	男女　920名
出願方法	Web出願
入学検定料	20,000円
試験科目	国語・数学・英語・社会・理科

※参考：入試情報（近畿大学附属高等学校）より作成

一般入試の試験科目は国語・数学・英語・理科・社会の5教科です。

特に数学と英語の配点が高く、論理的思考力と英語力が重視されます。

英語特化コースのみ、英検準2級以上の取得者には英語の得点優遇措置があるのが特徴です。

英検準2級またはTOEFL Primary212点以上で130点、英検2級以上またはTOEFL Primary227点以上で160点とみなし、入試の英語得点と比較して高い方を採用します。

試験科目	試験時間	配点	出題傾向
英語	50分	100点	熟語や構文が多く出題整序英作文では、何度が高い問題が最低1問出題
数学	50分	100点	標準から応用まで幅広く出題立体図形が難易度が高いがそれ以外は標準的な問題
国語	50分	100点	選択肢と抜き出しの問題が中心古文に関しては現代仮名遣いに直す、口語訳、理由説明がよく出題
理科	50分	100点	理科の４分野が全て出題計算力だけでなく基本的な考え方を問われる応用問題が中心
社会	50分	100点	選択肢や記述問題が多く出題グラフや表や資料、地図問題が頻出

※英語特化コースでは英語200点満点となります。
※出題傾向は過去の情報を参考に記載。変更となる可能性もあるのでご注意ください。

進学実績

近畿大学附属高等学校では、近畿大学への内部進学のほか、Super文理コースからの難関国公立大学への高い現役合格率を誇ります。

他大学への進学

Super文理コースの国公立現役合格率は、過去9年間で平均72％となっています。合格実績のある大学は以下の通りです。

京都大学
大阪大学
神戸大学
北海道大学
九州大学
東北大学
名古屋大学
大阪公立大学

内部進学

高校卒業後は特別推薦入学試験制度により、在学中3年間の成績や資格取得、各プログラムでの達成度等によって、近畿大学の志望学部・学科に学力試験免除で入学できます。

▼ 内部進学の特徴

約60%が近畿大学へ内部進学
成績優秀者は授業料免除などの特待生制度あり

内部進学

近畿大学内の人気学部

経済学部
経営学部
法学部
国際学部
建築学部
理工学部

近畿大学附属高等学校の教育の特色

教育理念と主な特色

近畿大学附属高等学校では、「知・徳・体の調和のとれた全人教育」をベースに、生徒の自主性や探求心を育む教育が重視されています。

ICT教育の推進を掲げ、日本の学校のなかでいち早く、ひとり1台のiPadを導入。先進的なICT環境のもと、生徒が主体的に情報を整理・発信し、学びを深められる環境が整っています。

5つのコースと中高一貫コースを設けることで、生徒の進路希望や学力に合わせた教育を提供しています。

近畿大学附属高等学校の英語教育の特徴

近畿大学附属高等学校は、Cambridge University Press & AssessmentよりBetter Learning Partnerとして全国で2校目となる認定を受けています。

国際社会で通用する英語力の育成を目標とした充実した英語教育を実施しています。

オールイングリッシュの授業体制

進学コースと英語特化コースの全クラスにおいてオールイングリッシュでコミュニカティブな授業を実践しています。

ネイティブスピーカーの教員による英会話の授業も充実しており、生きた英語に触れることで、リスニング力やスピーキング力の基礎をしっかりと築けます。

国際バカロレア（IB）認定校

2022年6月、国際バカロレア（IB）認定校となり、英語特化コースに「IBクラス」を新設しました。

IBクラスでは、全ての科目において主体的で探究的な学びを展開し、グローバルな視野、論理的思考力、コミュニケーション能力を磨き、地球規模の視点で考え活躍できる人材を育成します。

高校2年次から15名の少人数クラスでディスカッションやプレゼンテーションを中心とした授業が行われ、国際的に通用する大学入学資格「国際バカロレア・ディプロマ資格」の取得を目指します。

豊富な語学研修・国際交流プログラム

高校生向けの国内外での語学研修や国際交流プログラムを用意しています。

国内語学研修：夏季・春季に実施される集中英語プログラム
海外語学研修：希望者向けの短期・中長期海外研修
国際交流イベント：海外の姉妹校との交流プログラム

高校段階から国際的な視野を養い、英語学習へのモチベーションを高められます。

近畿大学への内部進学に向けた英検®対策

内部進学を見据えた早期対策の重要性

近畿大学附属高等学校から近畿大学への内部進学には、高校3年間で一定基準以上の成績維持と英検®・TOEIC Bridge®のスコア取得が必要です。

英検®取得目標

近畿大学への内部進学の条件としては、英検®準2級以上、TOEIC Bridge® Testsのスコア148以上の取得が求められます。内部進学を目指す場合には、着実に基準級・スコアを満たせるよう、計画的に学習することが非常に重要です。

英検®対策のポイント

▼ 早期からの計画的な学習

高校1年から段階的に級を上げていく
校内での受験機会を有効活用

▼ 4技能のバランス強化

リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング全てを鍛える
特にライティングとスピーキングは専門指導が効果的

▼ 過去問演習の徹底

本番形式での演習を繰り返す
時間配分や解答のコツを早期につかむ

内部進学の推薦基準

在学中3年間の成績、資格取得、各種プログラムの達成度等に基づき、近畿大学の志望学部・学科に入学できます。

また特待生制度もあり、成績優秀者は入学金・授業料の免除を受けられます。

特待生制度においても、英検®合格・TOEIC Bridge®でのハイスコア取得が必須となるので、早いうちから対策に力を入れることをおすすめします。