英検®準1級は難関大学の入試や海外留学、キャリアアップにも直結することから、受験のメリットが多い試験です。
しかし、「結局何問くらい正解すれば合格できるの?」「CSEスコア1792点って素点だとどのくらい?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
英検準1級の合格点は以下のとおりです。
英検®公式の合格CSEスコア | |
一次試験 | 1792点(2250点満点) |
二次試験 | 512点(750点満点) |
また、自己採点をする際に気になる素点での各技能の合格ラインですが、以下をひとつの目安と考えてみるとよいでしょう。
技能 | 満点(CSEスコア) | 正答数(素点)の目安素点の目安(※) |
リーディング | 750点 | 全31問中22問以上正解 |
リスニング | 750点 | 全29問中21問以上正解 |
ライティング | 750点 | 16点中12点獲得 |
※上記は過去データ等をもとに作成していますが、英検合否は素点で決まるわけではないため、合格を保証するものではありません。あくまでも目安としてお考えください。
上記のように、ある程度の合格ラインとなる正答数は示すことができますが、実際の試験では各技能のバランスを考えた対策が大変重要になります。
本記事では、合格者10,000人超の指導実績を持つ英検®対策塾の専門講師が、英検®準1級の合格点を含め、以下をわかりやすく解説します。
【この記事で分かること】 ・英検®準1級の合格基準スコア ・合格に必要な素点(正答数)の目安 ・合格のカギとなる戦略 ・準1級合格者の体験談 |
読了後には、合格ラインの目安が分かり、取り組むべき対策が明確になるはずです。
英検®準1級を目指す方はぜひ最後まで読んで合格を勝ち取りましょう!
記事監修者
桐山 ヒロキ
経歴
青山学院大学経済学部を卒業後、英検®対策塾「英検®︎セミナー」へ入社。
人気講師として500人を英検®合格へ導いた後、2005年に英検®︎アカデミーを設立。 設立18年、累計10,000人超の英検®合格をサポート。合格率は93%をほこる。
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英検®準1級のレベル感について詳しく知りたい方は、「英検®準1級のレベルは?合格に必要な語彙数・TOEIC換算・勉強時間を徹底解説」もあわせてお読みください。
英検®準1級の合格点は?

英検®準1級の合格点を知りたい!という方のために、合格ラインの目安を簡潔にまとめたのが以下です。
CSEスコア合格点: 一次試験 1792点(2250点満点) 二次試験 512点(750点満点) 一次試験(R+L+W)の正答率の目安: 約7割正答で合格ライン 一次試験の技能別の正答数の目安: リーディング22/31、リスニング21/29、ライティング12点/16点満点 |
合格圏内を目指すなら、各技能で7割程度を狙うようにしましょう。
以降で、準1級の合格ラインについて詳しく解説していきます。
※クリックすると読みたいセクションに飛ぶことができます。
英検®準1級の合格点(CSEスコア)は?
英検®準1級の合格点は、CSEスコアで示すと以下の通りです。(※)
- 一次試験:1792点(満点2250点)
- 二次試験:512点(満点750点)

※参考:英検CSEスコアでの合否判定方法について(日本英語検定協会)
CSEスコアと素点の関係
CSEスコアとは、「各技能の英語力を全級共通で見える化したスコア」です。(※)

※参考:英検CSEスコアとは(日本英語検定協会)より作成
CSEスコアは統計的手法を用いて算出され、素点とCSEスコアの関係は試験回ごとに微調整されています。つまり、偏差値のようなものなのです。
よって、「正答数(素点)がどのくらい取れれば合格点」というように単純に換算することはできません。
とはいえ、やはり必要な素点の目安も知っておきたい方も多いことでしょう。
以降では、一次試験で合格を目指す際の正答率の目安について解説します。
英検®準1級合格点は素点換算だと何点?

多くの受験者さんが求める「具体的な正答数」。しかし残念なことに、公式の完全な換算表も存在しません。
そこで本記事では、過去のデータ等から合格ラインを目指せる正答数をまとめました。
おおまかにどの程度の正答数を目指せば合格ラインに到達できるか知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
準1級一次試験の正答率の目安
日本英語検定協会によれば、2016年度の試験では各技能で約7割程度の正答率だった受験者の多くが合格したそうです。
よって、合格ラインに達することのできる正答率としては7割、より確実に合格を目指すのであれば8割程度が目安になると考えられます。
英検®準1級各技能の素点目安
各技能のスコアバランスによって合格の目安は様々ですが、以下に一例を示します。

リーディング(CSE750点満点) ・全31問中22問以上正解(約70%) リスニング(CSE750点満点) ・全29問中21問以上正解(約72%) ライティング(CSE750点満点) ・16点中、12点獲得高得点を獲得することでスコアを安定させる |
※上記は過去データ等をもとに作成していますが、英検合否は素点で決まるわけではないため、合格を保証するものではありません。あくまでも目安としてお考えください。
CSEスコアは単純に正答数から算出できる数値ではないため、上記はあくまでも目安とはなりますが、ぜひ対策の時の参考にしてみてください。
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英検®準1級合格点を狙うカギは「ライティング」

ライティングは2問で750点満点を占める、合否を左右するとても大切な技能です。
リーディング1問に対し、ライティングは圧倒的な配点比重を持つため、多くの合格者がライティング対策に重点を置いています。
なぜライティングが合否を分ける?
各技能への均等配点により、ライティング1問の価値は他技能と比較してとても高くなっています。
リーディング31問で750点、ライティング2問(英作文+要約)で750点という配点を考えると、1問あたりの比重の差は明らかです。
また、ライティングは努力により最も点数が伸びやすい技能でもあり、短期間での大幅な得点向上が期待できます。
他技能での得点が少々不足していても、ライティングで確実な得点が取れたことで合格できた事例もありますので、ライティング対策に力を入れることをおすすめします。
高得点を狙える答案構成テンプレート
ライティングは以下の構成テンプレートを覚え、使いこなせるようにしましょう。
・Introduction:立場を明確に1文で提示する ・Body1・2:理由を2つ展開する(例やデータを添える) ・Conclusion:立場を再確認し、未来への言及で締める |
頻出トピックには「環境問題」「テクノロジーの影響」「教育制度」「グローバル化」などがあり、それぞれに使える定型表現と論理展開パターンを身につけることが重要です。
2024年度リニューアル対応:要約問題の攻略法
2024年度から新たに導入された要約問題(60-70語)では、長文の要点を的確に抽出する能力が問われます。(※)
語彙問題が減った分、要約問題の配点が高く設定されており、合格への影響度も増しています。
段落ごとに要点を抽出し、接続語を活用して論理を分かりやすく整理することが得点のコツになります。
一次試験 | 二次試験 | ||
Reading | Writing | Listening | Speaking |
41問→31問に変更 ・大問1:短文の語句空所補充 →7問削除(単語問題) ・大問3:長文の内容一致選択 →3問削除(設問No. 32-34) | 英作文問題を 1題→2題に変更 「意見論述」に加え、「要約」問題を導入 | 変更なし | 変更なし |
※参考:2024年度 実用英語技能検定(英検) 問題形式リニューアル(日本英語検定協会)
英検®準1級ライティング対策については、別記事「英検®準1級ライティング対策」でさらに詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
英検®準1級の合格者体験談

合格への不安を希望に変える、実際の合格者による具体的な成功ストーリーをお伝えします。
推薦入試に間に合った!最後の挑戦で逆転合格
高校3年生のAさんは、部活引退後の3ヶ月で英検®準1級に合格。
初回の模試ではリーディング 60%、リスニング65%という厳しい状況でしたが、ライティング対策に集中することで見事逆転合格を果たしました。
勉強法は平日2時間、休日5時間のメリハリをつけた学習スケジュールで、特に過去問を活用した実戦形式の練習が効果的でした。
推薦入試での英検優遇措置により、第一志望大学への合格も実現しています。
独学からの準1級合格
高校2年生のBさんは、高校生になった頃から念願だった英検®準1級に合格。
最初は独学で挑戦していたものの、リスニングに苦手意識を感じており、目標の70%に到達できないことに悩んでいましたが、英検®専門の塾でリスニング力を集中的に強化したことで無事に合格することができました。
特に2年生になってからは部活や学校の勉強で忙しくなったこともあり、リスニング力アップを戦略的に行ったことが合格の鍵となったようです。
必要に応じて専門塾の力を借りることで、受験前の早い段階で合格できたので、心の安心につながったといいます。
自分に合った英検®準1級の試験対策を見つけるには
ご紹介した経験談からもわかるように、確実に合格するための戦略は、一人ひとりの現状の学力や弱点、勉強にかけられる時間などによって異なります。
「自分に合った対策をどのように見つければいいのだろう?」と不安に思う方もいることでしょう。
そんなあなたにおすすめなのが、英検®の対策専門の塾や講師に相談をすることです。
英検®対策のプロにあなたの現状を正しく分析してもらい、合格までの具体的な勉強計画を設計してもらうことで、効率よく対策を進めていくことができます。
特に受験を控えた学生さんや、次の英検で必ず合格したいと考えている受験者さんは、できるだけ早いうちに自分に合った対策法を見つけるようにしましょう。
英検®準1級の対策については、「英検準1級の勉強法【確実に合格したい人へ】最短合格へ導く対策とは?」もぜひ参考にしてみてください。
英検®準1級合格点を目指す人のよくある質問

Q1. 自己採点で微妙なラインです。合格の可能性は?
自己採点でR+Lの合計が6-7割程度であれば、ライティングの出来栄えが合否を左右します。
過去の合格者データでは、R+Lで65%、ライティングで高得点を獲得したケースがあります。CSEスコアは素点の単純合計ではないため、技能間のバランスと絶対的な点数の両方が重要です。
不安な場合には、結果発表まで前向きに次回対策を検討することをおすすめします。
Q2. 次回受験まで何をすべき?効率的な学習計画は?
まず現在の実力を技能別に正確に把握し、最も伸びしろの大きい分野に集中投資することが重要です。
一般的にライティング→リスニング→リーディングの順で点数が伸びやすいため、基礎力に不安がある場合はライティングから始めることを推奨します。
3ヶ月の学習期間があれば、集中的な対策により大幅な実力向上が期待できます。
Q3. 年度による合格点の変動はある?
CSEスコアの合格基準(1792点)は年度を通じて一定ですが、統計的手法により問題の難易度差は調整されています。
そのため、「易しい回」と「難しい回」による不公平は理論上発生しません。
ただし、出題傾向の変化やリニューアルによる形式変更はあるため、最新の試験情報と対策方法の確認は必要です。
英検®準1級合格点を目指すなら英検®専門塾「英検アカデミー」へ

本記事では、英検®準1級の合格点について詳しく解説してきました。
準1級の対策は、英検®特有の採点基準を正しく理解したうえで、まず各技能をバランスよく伸ばしていくことがとても大切です。
しかし、自己流の対策だけでは弱点の強化が難しく、なかなかスコアアップにつながりにくいのが実情です。
また部活動と両立されていたり、受験を控えたりしている学生さんにとっては、できる限りまわり道をせず、正しい対策をとることが大変重要になります。
そこで活用したいのが、英検®合格を熟知した専門講師によるサポートが受けられる英検アカデミーの英検準1級対策特化コースです。
お一人おひとりに合わせたプランで完全マンツーマン指導を受けることができるので、合格に直結する効率的な対策ができます。
確実にスコアアップできる正しい学習指導を行いますので、限られた期間で準1級合格を目指す方はぜひご検討ください。
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まとめ:合格への最短ルートマップ

英検®準1級のCSEスコア1792点突破は、正しい戦略と継続的な努力により必ず達成可能な目標です。
素点換算で各技能7割を目標とし、特にライティングでの高得点獲得が合格への最短ルートとなります。
今日から始められる3ステップ戦略
- 現状把握:過去問を使った実力テストで技能別の正答率を測定
- 戦略立案:ライティングを重点とした3ヶ月学習計画の作成
- 実行と検証:週単位での進捗確認と計画の微調整
英検®準1級合格は、大学入試での優遇措置、就職・転職での評価、そして何より自身の英語力向上という多面的な価値をもたらします。
「ギリギリ合格」でも合格は合格。あなたの挑戦を全力で応援します。
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よくある質問


記事監修者
桐山 ヒロキ
経歴
青山学院大学経済学部を卒業後、英検®対策塾「英検®︎セミナー」へ入社。
人気講師として500人を英検®合格へ導いた後、2005年に英検®︎アカデミーを設立。 設立18年、累計10,000人超の英検®合格をサポート。合格率は93%をほこる。
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