「英検®3級は何問正解すれば合格できるの?」
「過去問を自己採点してみたけど、正答率が何割くらいあれば合格できるのかよく分からない」
英検®3級は中学英語の集大成レベルの試験で、多くの学生さんが受験されます。入試や内申点で評価される学校もあるため、確実に合格したい方もいることでしょう。
英検®3級の合格点と、技能別正答数での合格ラインは以下のとおりです。
英検®公式の合格CSEスコア | |
リーディング・リスニング・ライティング試験 | 1103点(1650点満点) |
面接試験 | 353点(550満点) |
技能 | 満点(CSEスコア) | 正答数(素点)の目安素点の目安(※) |
リーディング | 550点 | 全30問中18問以上正解 |
リスニング | 550点 | 全30問中18問以上正解 |
ライティング | 550点 | 16点中、11点獲得 |
※上記は過去データ等をもとに作成していますが、英検合否は素点で決まるわけではないため、合格を保証するものではありません。あくまでも目安としてお考えください。
しかし、実際の試験では技能ごとの配点バランスやライティングの得点が大きく影響するため、単に上記の正答数だけを目標にするのではなく、正しい目標設定と戦略を立てることが重要です。
本記事では、10,000人超を合格に導いてきた英検®専門塾のプロ講師が、英検®3級の合格点や対策についてわかりやすく解説します。
【この記事で分かること】 ・英検®3級の合格点と技能別の正答数(素点)目安 ・ギリギリ合格や逆転合格をした人の実例 ・技能別の合格対策面接試験の合格対策 |
この記事を読んで、あいまいだったスコアや正答率の目安を把握し、自信を持って試験対策を進めていきましょう。
記事監修者
桐山 ヒロキ
経歴
青山学院大学経済学部を卒業後、英検®対策塾「英検®︎セミナー」へ入社。
人気講師として500人を英検®合格へ導いた後、2005年に英検®︎アカデミーを設立。 設立18年、累計10,000人超の英検®合格をサポート。合格率は93%をほこる。
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英検®3級の合格点と自己採点の目安

英検®3級の合格点を知りたい!という方のために、合格ラインの目安を簡潔にまとめます。
英検®3級CSEスコア合格点: 一次試験(R+L+W) 1103点(1650点満点) 面接試験(S) 353点以上(550点満点) 一次試験(R+L+W)の正答率の目安: 約6割~正答で合格ライン 技能別の正答数の目安: リーディング18/30、リスニング18/30、ライティング11点/16点満点 |
各項目について、以降でさらに詳しく解説していきます。
※クリックすると読みたいセクションに飛ぶことができます。
英検®3級の公式の合格点(CSEスコア)
英検®3級の合格点は、英検®公式のCSEスコアで示すと以下のとおりです。(※)
測定技能 | 合格点/満点 |
Reading・Listening・Writing | 1103点(1650点満点) |
Speaking | 353点(550点満点) |
CSEスコアをベースに考えると、Reading・Listening・Writing試験は約67%、Speaking(面接)試験は約64%が合格ラインとなります。

※参考:英検CSEスコアでの合否判定方法について(日本英語検定協会)
しかし、学習者としては「何問正解すれば合格できるのか?」が気になりますよね。
次のセクションでは、過去データ等から算出した素点での合格点の目安を紹介します。
英検®3級合格の正答率と素点の目安
英検®3級合格に必要な正答率は各技能で60%以上とされています。
確実な合格を狙うのであれば、70%以上の正答率を目指して対策をしていくことをおすすめします。
次に、各技能の正答数(素点)での合格ラインの目安を紹介します。

※正答率はあくまでも目安であり、問題の難易度や他の受験者の成績により、都度変動しますので注意が必要です。
このように、素点でのおおまかな合格の目安を示しましたが、実際の試験結果では複数の合格パターンが存在します。(詳しくは合格・不合格のパターン実例を参照ください)
対策にあたって最も重要なのは、各技能でバランスよく得点することです。
特定の技能で極端に低い点数を取ると、他の技能でカバーすることが困難になりますので、全体的に英語力を向上させるようにしましょう。
英検®のCSEスコアとは?

ここからはCSEスコアについて、わかりやすく解説します。
CSEスコアにはどんな特徴があるのかを知っておくことで、素点での合格判断だけに頼らず対策していく必要があることを理解いただけると思います。
なぜ「何問正解=合格」と言えないのか?
CSEスコアは、項目応答理論(IRT)という統計手法を用いて算出します。
この方法では、問題の難易度と受験者の能力を同時に推定して数値化するので、英語力をより正確に評価できます。
例えば、難しい問題に正解した場合は易しい問題より高いスコアが付いたり、全体の正答状況をスコアに反映したりするのです。
試験回ごとの問題難易度の違いも調整されるので、いつ受験しても公平な評価が可能になります。
このため単純な正解数だけでは合否を判断できず、どの問題に正解したかという質的な要素も重要になるのです。
英検®対策に特化した塾などでは過去の合格者の傾向などから目指すべき正答率の目安を持っていることが多いです。
自己採点がうまくできない、学習計画を立てるのが難しい、といった場合には、英検®を熟知した講師に相談してみるのもひとつの手でしょう。
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【英検®3級】ギリギリ合格・不合格のパターン実例

実際のスコアデータを分析することで、合格と不合格の境界線がより明確になります。
ここでは、気になる「ギリギリ合格」のパターンや、「ライティングで失敗した場合」の影響について、具体的な数値を交えて解説します。
各技能のバランスの重要性や得点配分の考え方の参考になれば幸いです。
ギリギリ合格者のリアルな得点パターン
実際の合格者データを分析すると、様々な得点パターンで合格を勝ち取っています。
例として以下の2つのパターンを紹介します。

①はリーディングとリスニングで全体の得点を引き上げ、1103点ちょうどの得点となったパターン。
②はリーディングで420点を得点したことで全体のスコアを引き上げたパターンです。
基本は3技能バランスよく対策することが合格の近道となりますが、②のように、各技能で最低300点以上を確保し、得意分野で400点以上を狙うのも戦略のひとつとして考えられるでしょう。
ライティングの失敗で不合格になるパターン
ライティングの配点は、リーディングやリスニングの1問あたりの配点よりも比重が大きいため、とても重要なセクションだといえます。
仮にライティングで0点を取った場合、他の2技能で満点をとっても合計1100点なので、合格ラインの1103点には届かず、合格することはできません。
しかし、完全に0点となることはまれです。最低限、語数を満たし、質問に対応した内容を書けば、部分点を取れる可能性はあります。(※)
ライティングで確実に点数を取るためには、基本的な型を習得し、文法ミスを最小限に抑えましょう。
※参考:ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点 および注意点(3級)(日本英語検定協会)
【英検®3級合格ライン】技能別の学習プラン

合格率約50%とされる英検®3級の試験対策で大切なのは、各技能バランスの取れた学習計画を立てることです。
ここからは、特に配点が大きいライティングを重点的に対策しつつ、リーディングとリスニングで安定した得点を確保する方法を紹介します。
限られた学習時間で合格を達成したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ライティング対策
ライティングで安定して高得点を取るには、採点基準を理解し、それに沿った「型」を身につけることが不可欠です。
英検®3級のライティングは、内容、構成、語彙、文法の4つの観点で評価されます。(※)

※参考:ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点 および注意点(3級)(日本英語検定協会)
この評価観点で安定して得点するには、以下4つのポイントをおさえて学習をするようにしましょう。
・質問に対して明確に答え、理由を2つ述べる基本構成を守る ・中学レベルの確実な語彙と文法を使い、スペルミスや文法ミスを避ける ・過去問のトピックで25~35語の英文を時間内に書けるよう繰り返し練習をする ・定型表現を覚え、自信を持って書けるパターンを増やす |
英検®3級のライティング対策については「英検®3級ライティング対策」でより詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
リーディング・リスニング対策
リーディングとリスニングで安定して6割以上の正答率を達成するには、過去問の徹底活用が効果的です。
まず1回目は時間無制限で解き、自分の実力を把握します。2回目は制限時間内で解き、時間配分の感覚を身につけます。3回目は間違えた問題を中心に復習し、出題パターンを理解します。

リーディングでは頻出単語と文法事項を重点的に学習し、長文問題では先に設問を読む習慣をつけましょう。
リスニングは音声を繰り返し聞き、聞き取れなかった部分をスクリプトで確認する作業を繰り返すことで、確実に得点力が向上します。
英検®3級の対策法については「英検®3級の勉強法」でも解説していますので、ぜひあわせてお読みください。
面接試験(面接)で353点をクリアするには?

面接試験(スピーキング)は、合格率が90%を超えるといわれています。
面接試験では、基本的な受け答えができれば十分クリア可能です。
評価項目のうち、特にアティチュードは得点を取りやすいので、しっかりと対策をしておきましょう。
このセクションでは、面接の流れと評価基準を詳しく解説し、緊張せずに実力を発揮するための具体的な対策をお伝えします。
面接の採点基準と「態度点」で稼ぐ方法
面接試験(面接)の試験内容は以下のとおりです。
- 音読
- パッセージについての質問(No.1)
- イラストについての質問(No.2、No,3)
- 受験者自身についての質問(No.4、No.5)
また、採点は以下の観点で行われます。
- パッセージの音読
- 質問への回答
- アティチュード(態度・姿勢)
アティチュードは3点満点で、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢が評価の対象になります。
具体的には以下のような姿勢を心がけましょう。
①アイコンタクトを保つ ②はっきりとした声で話す ③分からない時は質問する(例:Could you repeat that, please?) |
沈黙してしまった場合でも、「Let me think…」と言って考える時間を作ることで、減点を最小限に抑えられます。
面接官は受験者の成功を願っているため、リラックスして臨むことが大切です。
英検®3級合格点を早いうちに狙うなら英検®特化塾での対策が一番

ここまで英検®3級合格点や必要な対策について解説してきました。
英検®の中でも3級は比較的ハードルが低く、正しく対策をしていけば自主学習でも十分に合格に手が届く級であるといえます。
しかし、先にも述べたとおり、英検®3級合格は4技能のバランスが鍵となります。
英文法を学ぶ機会の少ない小学生や、ライティング・スピーキングに自信のない方の場合には、しっかりと基礎を固めた上で戦略的に対策をする必要があるといえるでしょう。
そういった場合に活用するとよいのが、英検®指導に特化した講師による個別サポートです。
英検®特化塾としての指導歴18年の英検アカデミーでは、受験者さんそれぞれの現状の英語力を把握した上で合格に必要な対策を見極め、丁寧に個別でサポートをしています。
「なんとなく」の学習ではなく、きちんとゴールを見据えた対策ができるため、余計な遠回りをせず早期に合格が叶います。
早い段階で英検®3級の一発合格を目指すなら、プロのサポートを取り入れることを、ぜひ検討してみてください。
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まとめ:合格への最短ルートマップ

英検®3級の合格点であるCSEスコア1103点は、各技能で約6割の正答率を達成すれば到達可能な現実的な目標です。
まず現在の実力を把握するため、過去問1回分を解いて自己採点を行います。
次に、各技能の目標素点を設定します。目安として、リーディング18問、リスニング18問、ライティング11点を最低ラインとします。
学習の優先順位は、配点の大きいライティングの型習得から始め、過去問演習で実践力を養い、最後に弱点補強を行います。
この計画を着実に実行することで、確実に合格圏内に到達できます。合格という目標に向けて、今日から具体的な一歩を踏み出しましょう。
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記事監修者
桐山 ヒロキ
経歴
青山学院大学経済学部を卒業後、英検®対策塾「英検®︎セミナー」へ入社。
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