「英検®2級の合格点は何点?」「各技能で何問正解すれば合格できる?」といった疑問を持っていませんか?
自己採点で合格レベルに達しているか判断ができず、対策に困っている方もいらっしゃることでしょう。
まず、英検®2級合格点はCSEスコアで示すと以下のとおりです。
英検®公式の合格CSEスコア(※) | |
リーディング・リスニング・ライティング試験 | 1520点(1950点満点) |
面接試験 | 460点(650満点) |
※参考:英検CSEスコアでの合否判定方法について(公益財団法人日本英語検定協会)
また、過去のデータ等をふまえると、各技能の正答数は以下を合格のひとつの目安と考えることができます。
技能 | 満点(CSEスコア) | 正答数(素点)の目安素点の目安(※) |
リーディング | 650点 | 全31問中20問以上正解 |
リスニング | 650点 | 全30問中18問以上正解 |
ライティング | 650点 | 16点中、12点獲得 |
※上記は過去データ等をもとに作成していますが、英検合否は素点で決まるわけではないため、合格を保証するものではありません。あくまでも目安としてお考えください。
しかし、CSEスコアは偏差値のようなものなので、厳密にいうと試験回ごとに合格ラインとなる正答数は変わってきます。
そこで大切になるのが、各技能のバランスや英検®の採点の特性を考えた対策です。
本記事では、10,000人以上の合格者を輩出してきた英検®特化の塾講師が、2級の合格点、合格パターンの実例から対策まで、詳しく解説します。
【この記事で分かること】 ・英検®2級の合格点 ・技能別の正答数(素点)目安と合格ライン ・2級合格のパターンや実例 ・技能別の合格対策 |
本記事を読めば、漠然としていた合格ラインがより明確になり、2級の合格ラインを目指すための学習計画が立てやすくなるはずです。
最後まで読んで、2級合格を達成しましょう!
記事監修者
桐山 ヒロキ
経歴
青山学院大学経済学部を卒業後、英検®対策塾「英検®︎セミナー」へ入社。
人気講師として500人を英検®合格へ導いた後、2005年に英検®︎アカデミーを設立。 設立18年、累計10,000人超の英検®合格をサポート。合格率は93%をほこる。
合格率93%「英検アカデミー」の専門講師が英検®2級合格を親身にサポート! |
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英検®2級の合格点・合格ライン

まずは英検®︎2級の合格点や合格ラインの目安を簡潔にまとめます。
英検®2級CSEスコア合格点: 一次試験(R+L+W) 1520点(1950点満点) 面接試験(S) 460点(650点満点) 一次試験(R+L+W)の正答率の目安: 約6.5割~正答で合格ライン 技能別の正答数の目安: リーディング20/31、リスニング18/30、ライティング12点/16点満点 |
各項目について、以降でさらに詳しく解説していきます。
※クリックすると読みたいセクションに飛ぶことができます。
英検®2級の合格点と満点スコア
CSEスコアによる英検®2級の満点スコアと合格スコアは以下のとおりです。
測定技能 | 合格基準スコア/満点スコア |
Reading・Listening・Writing | 1,520点(1,950点満点) |
Speaking | 460点(650満点) |
つまり、CSEスコアで考えるとReading・Listening・Writing試験は各技能で約6.5割、Speaking(面接)試験は約7割の得点が合格ラインとなります。
【英検®2級合格ライン】正答率と各技能の正答数の目安
日本英語検定協会によれば、2016年度の2級試験では各技能で約6割程度の正答率だった受験者の多くが合格したそうです。
また過去のデータもふまえて考えると、各技能の合格ラインの目安は以下のようになります。

リーディング(CSE650点満点) ・全31問中20問以上正解 リスニング(CSE650点満点) ・全30問中18問以上正解 ライティング(CSE650点満点) ・16点中、12点獲得 ・高得点を獲得することでスコアを安定させる |
※上記は過去データ等をもとに作成していますが、英検合否は素点で決まるわけではないため、合格を保証するものではありません。あくまでも目安としてお考えください。
より確実に合格を目指すのであれば各技能での正答率6.5割以上を目指していくと良いでしょう。
英検®のCSEスコアの仕組み

CSEスコアとは何か?
CSEスコアは、IRT(項目応答理論)という統計的な手法で算出されます。
素点(正答数)での採点とは異なり、問題の難易度や受験者全体の出来具合を考慮して、級数に関係なく英語力を横並びで採点する方法です。
この方法だと、難しい問題に正解した場合により高い評価を受け、簡単な問題での失点は相対的に影響が小さくなります。
問題内容が異なっても同じ英語力なら同等のスコアになるように設計されています。
素点(正答数)とCSEスコアの関係性
同じ正答数でも試験回によってCSEスコアは変動します。
その理由は、各問題の正答率が毎回異なるためです。
例えば、多くの受験者が間違えた難問に正解すると、その1問の価値は高くなります。逆に、ほぼ全員が正解した問題を落とすと、スコアへの悪影響は大きくなります。
このため、自己採点での正答数だけでは正確な合否判定はできません。実際の採点では、全受験者のデータを統計処理した後でなければ、個々のスコアは確定しないのです。
英検®2級の合格ラインと危険ライン
続いて、目指すべき合格パターンと危険なパターンについて解説します。
今回紹介するのは以下の3パターンです。
※リンクから各パターンの解説に飛ぶことができます。

パターンA:バランス型(推奨)- 各技能65%以上を目指す
最も安定した合格を狙うなら、各技能で65%以上の正答率を目標にしましょう。
英検®公式サイトにも、2016年度 第1回一次試験のデータをもとに、「2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格されています。」との記載があります。
この戦略は特定の技能に依存せず、全体的な英語力向上を図れるため、学習計画も立てやすく、本番での精神的な安定にもつながるといえるでしょう。
多くの合格者がこのバランス型で成功を収めています。
パターンB:ライティング重視型 – 苦手分野をカバー
リーディングやリスニングに苦手意識がある場合、ライティングで高得点を狙う戦略が有効です。
ライティングで16点満点中13〜14点(約81〜88%)を獲得できれば、他の技能が5〜6割程度でも合格圏内に入ります。
なぜならCSEスコアでは、各技能が650点満点で均等配分されており、問題数の少ないライティングの1点あたりの価値が極めて高いからです。
独学でも型やテンプレートを習得すれば高得点が狙いやすく、効率的な合格戦略として多くの受験者に支持されています。
パターンC:最低ライン – これを下回ると危険
どの技能でも正答率が50%を下回ると、不合格になる可能性が高くなります。
具体的には、以下の正答数・点数は危険なラインです。
- リーディング31問中19問未満
- リスニング30問中15問未満
- ライティング16点中8点未満
1技能が低くても、他の2つ技能で7割以上を取れれば逆転の可能性はありますが、確実な合格を目指すのであれば全技能の得点を正答率50%超となるように引き上げる必要があるといえるでしょう。
自己採点で危険ラインに近い場合は、次回に向けた対策を早めに検討することをおすすめします。
ギリギリ合格の実例

実例1:リーディング5割台からの大逆転合格
リーディングで約53%しか正解できなかった大学生が、ライティングで14点を獲得し、見事合格を果たした実例があります。
この受験者は、CSEスコア換算でリーディング約480点、リスニング約520点、ライティング約530点の合計1530点で合格基準を突破しました。
成功の鍵は、ライティングで使用した論理的な構成と豊富な語彙です。
意見陳述の型を完璧に習得し、理由を2つ明確に提示し、具体例を交えた説得力のある英作文が高評価につながったのです。
実例2:合計正答率6割未満でも合格した高校生のケース
全体の正答率が58%だった高校生が、CSEスコア1525点で合格した例もあります。
この受験者は、正解した問題の多くが他の受験者が間違えた難問だったため、CSEスコアが押し上げられました。
リーディングの語彙問題や長文読解の後半部分、リスニングのパート2などで正解を重ね、統計的に価値の高い得点を積み上げています。
これは運ではなく、過去問演習を通じて難問への対応力を高めた戦略的学習の成果です。
英検®2級1520点突破!技能別攻略法

ライティング:合格の鍵を握る最重要技能
ライティングは配点効率が最も高く、合格への最短ルートとなる技能です。
評価基準は内容、構成、語彙、文法の4項目で各4点、計16点満点です。

高得点獲得のためには、意見→理由2つ→結論という基本構成を徹底し、接続詞を効果的に使用します。
使える表現として「I believe that」「First/Second」「For example」「In conclusion」などを習得し、指定語数を守りながら論理的な文章を組み立てましょう。
ライティングは信頼できる第三者に添削をしてもらうことがスキル向上の早道です。
2級のライティング対策については、英検®2級ライティング対策で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
リーディング:時間管理と取捨選択の方法
リーディングで重要なのは、戦略的な時間配分です。
大問1の短文穴埋め問題で15分、大問2の長文穴埋め問題で15分、大問3の長文内容一致問題で20分を目安にしましょう。

得点効率を考えると、語彙問題と大問3Aの確実な正解を優先し、時間が足りない場合は大問3Cを部分的に捨てる判断も必要です。
過去問演習では時間配分を体に染み込ませ、本番でパニックにならない準備をしておくことが合格への近道となります。
リスニング:集中力維持と先読みテクニック
リスニングでは、設問の先読みが合否を分けます。
各パートの説明時間と問題間の10秒を活用し、選択肢から内容を予測する技術を身につけましょう。
パート1の会話問題では状況把握、パート2の説明文では主題の理解が重要です。音声は一度しか流れないため、聞き逃した場合は潔く諦めて次の問題に集中することも大切です。
日頃の練習でスクリプトを見ながらのシャドーイングや、1.2倍速での音声トレーニングを取り入れ、本番の音声がゆっくり聞こえるレベルまで耳を鍛えておきましょう。
英検®2級 面接試験の対策法

面接試験の合格基準と評価項目
面接試験(スピーキング)の合格基準はCSEスコア650点満点中460点で、約71%の得点率で合格できます。(※)
評価項目は音読、質疑応答、アティチュード(態度)の3つで、特にアティチュードは積極的な姿勢を見せるだけで満点が狙える重要な要素です。

面接試験の合格率は約80%とされています。
面接官との自然なコミュニケーションを心がけ、完璧な英語でなくても、伝えようとする姿勢を示すことが高評価につながります。
※参考:英検CSEスコアでの合否判定方法について(公益財団法人日本英語検定協会)
面接の流れと頻出テーマ
面接は、入室から退室まで約7分間で実施されます。
実際の流れは以下のとおりです。
①パッセージの音読(60語程度) ②パッセージに関する質問 ③イラスト描写 ④受験者自身の意見を問う質問2問 |
頻出テーマは環境問題、教育、技術、健康などです。
「Do you think…?」形式の質問には「Yes/No」を明確に述べてから理由を2つ説明する型が有効ですので、繰り返し練習しておくようにしましょう。
練習ではオンライン英会話や模擬面接アプリを活用し、本番さながらの環境での準備が有効です。
より確実に合格を狙うのであれば、英検®に特化した塾で個別のアドバイスをもらうことをおすすめします。
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英検®2級の面接対策については、「【英検®2級】面接攻略ガイド|試験内容と最短合格の3つのコツ」もあわせて参考にしてみてください。
よくある質問(FAQ)

Q1. 英検®2級の全体的な合格率はどのくらい?
英検®の合格率は、2016年度以降は一般に公開されていません。
参考までに、2016年度および2015年度第1回検定の一次試験を受験した高校生の合格率を示します。(※)
2016年度 第1回検定 | 2015年度 第1回検定 | |
⼀次試験 | 34.0% | 27.0% |
また、2016年度および2015年度第1回検定の二次試験を受験した全体での合格率は以下です。
2016年度 第1回検定 | 2015年度 第1回検定 | |
二次試験 | 80.4% | 83.9% |
年度や回次によって多少の変動はありますが、CSEスコア1520点という合格基準は固定されているため、目標は明確です。しっかりとした学習計画と対策により、合格ラインを達成することは十分可能でしょう。
※参考:⾼校⽣1級・準1級・2級の受験者数、および合格率 昨年度同回次より⼤幅アップ!!(公益財団法人日本英語検定協会)
Q2. 他の資格と比べた英検®2級のレベルは?
英検®2級はCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のB1レベルに相当し、高校卒業程度の英語力を証明する資格です。大学入試での優遇措置や単位認定、就職活動でのアピール材料として広く認知されています。
TOEIC換算では550〜785点、TOEFL iBTでは42~71点、IELTSでは4.0~5.5に相当し、基礎的な英語コミュニケーション能力を持つことを示す国際的にも通用するレベルです。(※)
特に日本国内では知名度が高く、多くの教育機関や企業で評価される実用的な資格といえます。
※参考:TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表(国際ビジネスコミュニケーション協会)、海外留学のよくあるご質問(公益財団法人日本英語検定協会)
Q3. 合格発表はいつ?結果確認方法は?
従来型一次試験の合格発表は試験日から約2週間後、S-CBTの場合は試験日から約25~31日後にWebで公開されます。英検®の公式サイトにアクセスし、受験番号と生年月日、暗証番号を入力すれば閲覧可能です。
合格者には後日、紙の成績表と合格証書が郵送されます。従来型試験では面接試験の結果も同様に約2週間後にWebで発表され、最終的な級認定がなされます。
成績表にはCSEスコアの詳細が記載されており、各技能の得点を確認できるので、今後の学習指針を考えるのに役立てましょう。
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ここまで、英検®2級の合格ラインや合格点を目指す方法について詳しく解説してきました。
英検®2級は高校3年生程度のレベルとされており、基礎をしっかりと身につけた上で、戦略的な対策をとる必要があります。
問題の難易度は準2級以下と比べるとアップすることから、独学での限界を感じる受験生も多いことでしょう。
そこでぜひ活用したいのが、英検®専門講師による丁寧なマンツーマンサポートが受けられる英検アカデミーです。
闇雲に問題集に取り組むのではなく、英検®を熟知している講師による正しい対策指導を受けることができるため、最短で合格を目指せます。
まわり道をせず一発合格を目指すなら、英検®高合格率の実績を持つ塾の力を借りてみることをおすすめします。
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まとめ:1520点突破への確実なロードマップ

英検®2級合格の鍵は、CSEスコア1520点という明確な目標を理解し、戦略的な学習計画を立てることです。
CSEスコアの仕組みを知ることで、なぜ素点だけでは合否判定ができないのかが理解でき、不安が具体的な行動計画へと変わります。
各技能で約65%を目指すバランス型、ライティング重視型など、自分の特性に合った戦略を選択し、技能別の攻略法を実践することで、効率的な合格への道筋が見えてきます。
過去問演習を通じて時間配分を体得し、本番では冷静に実力を発揮できる準備を整えましょう。
合格は決して運ではなく、適切な対策の積み重ねの結果です。
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よくある質問


記事監修者
桐山 ヒロキ
経歴
青山学院大学経済学部を卒業後、英検®対策塾「英検®︎セミナー」へ入社。
人気講師として500人を英検®合格へ導いた後、2005年に英検®︎アカデミーを設立。 設立18年、累計10,000人超の英検®合格をサポート。合格率は93%をほこる。
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