英検®1級ライティングの対策で、「難易度が高くて現状のスキルでは歯が立たない」「何を書けばいいか分からない」という不安を感じていませんか?
英検®最高レベルである1級では、ライティングの難易度がさらに上がり、対策を講じようにもどんな学習が効果的なのか検討がつかないという方も少なくありません。
中には合格まで学習のモチベーションを保つのが難しいと感じる人もいるようです。
そこで本記事では、英検®を熟知した専門講師が、英検®1級のライティングに対する根本的な不安や疑問にお答えし、どんなトピックが出題されても安定して合格点以上を獲得できる具体的な戦略を紹介します。
次の英検®でライティングスコアを絶対に上げたい!という方は、ぜひ最後まで読んで合格を勝ち取りましょう。
記事監修者
桐山 ヒロキ
経歴
青山学院大学経済学部を卒業後、英検®対策塾「英検®︎セミナー」へ入社。
人気講師として500人を英検®合格へ導いた後、2005年に英検®︎アカデミーを設立。 設立18年、累計10,000人超の英検®合格をサポート。合格率は93%をほこる。
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英検®1級ライティングの全体像:なぜ多くの人が挫折するのか?

英検®1級受験者の声
英検®1級のライティングに苦戦する人は少なくありません。
- あまり馴染みのないトピックで理解するのに苦労した
- 要約問題で時間を使いすぎてしまい、中途半端に終わってしまった
- ライティングに経験談を盛り込むべきか悩んだ
といった声をよく耳にします。
このことから、受験者は英語力だけでなく、戦略面でも難しさを感じていることがわかります。
評価基準の真実:4つの評価軸を完全解説
英検®1級ライティングは「内容」「構成」「語彙」「文法」の4つの観点から評価されます。(※1)
多くの受験者が誤解しているのは、難しい語彙や複雑な文法を使えば高得点が取れるということです。
実際には、論理的で一貫性のある主張を表現することが最も重要です。
適切な語彙と正確な文法を用いると良いでしょう。
この評価の観点を理解することで学習の方向性が明確になります。

(※1)参考:ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点(1級・準1級・2級)
出題傾向と頻出テーマ
過去の英検®1級ライティング問題では、「社会・環境・技術・教育・経済」の5大カテゴリーからの出題が多く見られます。
特に環境問題、技術の社会的影響、教育制度改革といったトピックについては、賛成・反対両方の論点を整理しておくことが重要です。
2024年度からは下表のように要約問題が追加され(※2)、時間配分がより厳しくなったため、効率的な解答プロセスに慣れておく必要があります。
一次試験 | 二次試験 | ||
Reading | Writing | Listening | Speaking |
41問→35問に変更 ・大問1:短文の語句空所補充 →3問削除(単語問題) ・大問3:長文の内容一致選択 →3問削除(設問No. 32-34) | 英作文問題を 1題→2題に変更 「意見論述」に加え、「要約」問題を導入 | 変更なし | 変更なし |
(※2)参考:2024年度 実用英語技能検定(英検®)問題形式リニューアル
【基礎戦略】確実に合格点を取る「守りのライティング術」
思考が止まらない!万能テンプレートの正しい使い方
多くの合格者が「決まった型に当てはめて回答したら安定して得点が取れた」と言うように、テンプレートの活用は重要であるといえます。
一方で、テンプレートを単なる「穴埋め式の型」として使おうとして失敗してしまうケースも少なくありません。
本当に効果的なテンプレートとは、以下に示すような思考のフレームワークです。
基本の流れは、導入→主張→論拠1→論拠2→論拠3→結論です。
さらに、各論拠では主張→理由→具体例→影響といった順に考えていきます。

この思考の道筋を身につけることで、どんなトピックでも論理的な文章をスピード感をもって完成させることができ、時間不足による失点を防げます。
アイデアが湧く「ネタ帳」作成法:5大テーマ別の切り口整理
ライティングで最も恐ろしいのは「書くことが思い浮かばない」状況です。
これを防ぐため、頻出5大テーマ(社会・環境・技術・教育・経済)について、それぞれ賛成・反対の論点を事前に整理しておきましょう。
(例) 環境問題 「経済コスト vs 長期利益」 「個人責任 vs 政府規制」 「技術革新 vs 行動変容」 など |
例のように、対立する軸を考えておきます。
暗記ではなく、自分なりの意見を論理的に構築できる「引き出し」を作ることが重要です。
時間配分と実践的な解答プロセス
英検®1級ライティングでは限られた時間で確実に得点する必要があります。
最適な時間配分は以下のとおりです。
問題 | 時間配分 |
意見論述(25分) | 構想5分・執筆18分・見直し2分 |
要約(25分) | 読解5分・要点整理3分・執筆15分・見直し2分 |
特に構想段階で論点と具体例を明確にしておくことで、執筆中に迷うことなく一気に書き上げることができます。
見直しでは文法ミスより論理の一貫性をチェックすることが高得点のカギとなります。
【新形式完全対応】要約問題で差をつける「攻めの戦略」

要約問題の本質:求められる能力と採点ポイント
2024年度から導入された要約問題は、単なる文章短縮ではありません。
筆者の主張を的確に把握し、論理構造を保ちながら自分の言葉で再構成する高度な理解力と表現力が求められます。
採点では「内容の正確性」「論理の明確性」「語彙の多様性」「文法の正確性」が評価され、特に原文の単語をそのまま使いすぎると減点対象となります。
読解力と語彙力を同時に試す新形式に対応するため、パラフレーズ(言い換え)技術の習得が不可欠です。
減点されないパラフレーズ(言い換え)の黄金ルール
要約問題で高得点を取るには、原文の意味を変えずに表現を変える言い換え技術が必要です。
効果的な方法は次の4つです。
- 品詞転換(例:important→importance)
- 抽象化・具体化(例:cars→vehicles)
- 同義語置換(例:improve→enhance)
- 文構造変更(例:受動態⇔能動態)
ただし、意味が微妙に異なる類義語の使用や、不自然な表現への変更は減点リスクが高いため、確実に理解している語彙での言い換えに留めることが安全策となります。
要約問題の解答プロセス4ステップ
要約問題を25分で確実に解くためには、以下のようなプロセスを踏むようにしましょう。

まずは文章構造の把握(5分)で、各段落の主旨と論理関係を把握します。
続いて、キーポイントの特定(3分)で、筆者の主張と根拠を整理します。
そして要約文骨子作成(3分)で論理順序を決め、最後に執筆・調整(14分)を行います。
90~110語(※3)で過不足なく表現し、最後に語数と論理の一貫性をチェックするようにしましょう。
この手順を学ぶことで、時間不足を防ぎながら高得点を狙えます。
英検®1級ライティング独学の限界:合格への最短ルートは「添削」

自分では気づけない3つの失点ポイント
独学で最も危険なのは、自分の弱点に気づけないことです。
特に「論理の飛躍」「文法の癖」「不自然な語彙選択」の3つは、客観的に見てもらうことで明らかになるケースが多々あります。
例えば、主張と根拠の関係が不明確だったり、日本語的発想で英語を構成したりする問題は、書いている本人には分からないものです。
専門家による添削では、こうした盲点を具体的に指摘してもらえるため、効率的に実力向上が図れます。
独学の時間的限界を考えると、添削への投資は合格への最短ルートといえるでしょう。
失敗しない添削サービスの選び方
添削サービスを利用する場合に重視すべきは、以下の4点です。

特に重要なのは、1の添削者の資格や経験です。
ネイティブに添削を頼めば安心、と安易に決めないようにしましょう。
実際、「英検®の採点基準や戦略を知らないために、英検®とは異なるエッセイライティングの基準で添削されてしまった」という事例があります。
英検®1級の指導経験があり、採点基準に沿った具体的な改善案を教えてくれる添削者を選ぶことがとても大切なのです。
また、単なる文法チェックではなく、論理構成や表現の自然さまで指摘してくれる添削が理想的です。
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【応用戦略】ライティングを得点源にする高得点テクニック
知性が伝わる語彙選択:難しい単語のNGパターンと正解例
高得点を狙う受験者がよく犯すミスは、難易度の高い語彙を不適切に使用することです。
例えば「consider」で十分な文脈で「contemplate」を使ったり、フォーマル度が異なる語彙を混在させたりすると、かえって減点される可能性があります。
真に評価される語彙運用とは、文脈に最適な語彙を選択し、コロケーション(語と語の自然な組み合わせ)を正確に使いこなすことです。
「significant impact」「viable solution」「compelling argument」など、アカデミックライティングで頻用される表現を自然に使えることが高得点の条件です。
文章に深みを与える高度な構文活用法
合格レベルを超えて満点を狙うには、単調なSVO構造から脱却する必要があります。
効果的な構文として、分詞構文による情報の効率的な統合、関係詞の非制限用法による補足情報の追加、倒置による強調効果の演出などがあります。
ただし、複雑な構文の乱用は逆効果となるため、論理展開を明確にし、読み手の理解を助ける目的でのみ使用すべきです。
構文の選択により、文章に知的な印象と説得力を与えることができ、他の受験者との差別化が図れます。
英検®1級ライティングのよくある失敗パターンと対策
論理的な文章を書いているつもりの落とし穴
多くの受験者が「論理的」と思って書いている文章でも、実際には論理破綻しているケースが多々あります。
最も多い失敗は、主張と根拠の関係が不明確なこと、具体例が主張を支えていないこと、反対意見への配慮が不足していることです。
例えば「環境保護は重要だから規制すべきだ」という主張では、なぜ重要なのか、規制の効果はあるのかという論理的説明が欠けています。
各パラグラフで「なぜそう言えるのか」を常に自問し、読み手が納得できる根拠を提示することが重要です。
時間切れを防ぐ実践的な対策
英検®1級ライティングでよく耳にするのが、「要約問題に時間を取られてしまいエッセイが書き終わらなかった」といった時間配分に関する声です。
時間切れになる主な原因は、構想に時間をかけすぎること、完璧を求めすぎること、見直し時間を確保しないことです。

対策としては、構想で完璧な論理構築を目指すよりも「書けるネタ」の確保を優先しましょう。
執筆では一文ごとの完璧さより、全体の論理を重視することが大切です。
また、見直しでは大幅な書き直しではなく、明らかな文法ミスと論理の矛盾のみをチェックします。
時間管理は技術であり、模擬試験での反復練習により習得可能です。
英検®1級ライティングの効率的な学習プラン
忙しい人のための3ヶ月速習プログラム
限られた時間で英検®1級ライティングを攻略するには、効率的な学習計画が不可欠です。
例えば週5時間の学習時間(平日30分×5日、週末90分×2日)で3ヶ月後の合格を目指す場合、以下のような計画で進めていくと良いでしょう。
スケジュール | 学習フェーズ | 取り組み内容 |
1ヶ月目 | 基礎固め | 採点基準理解、テンプレート習得、ネタ帳作成 |
2ヶ月目 | 実践練習 | 過去問演習、要約練習、添削活用 |
3ヶ月目 | 仕上げ | 時間管理、弱点補強、模擬試験 |
なお、基礎部分に不安がある方は、英検®準1級までの文法や語彙の基礎をしっかりと固めてから対策に取り組むようにしましょう。
英検®準1級のライティングについては「英検®準1級ライティング|プロ講師直伝!要約・論述完全対策」に詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
計画に沿って毎日少しずつでも継続することで、確実に実力向上が図れます。
効果的な学習方法
英検®1級ライティング対策では、レベルに応じた学習が重要です。
基礎力向上段階では語彙力の強化とライティングの基本パターンの習得が効果的です。
実践力強化段階では過去問等を用いた演習を繰り返すことと、質の高い添削サービスの併用をおすすめします。

さらに高得点を狙う場合は、アカデミックライティングの技術を学び、英字新聞や学術論文の読解で背景知識を蓄積することが有効です。
自分の現在のレベルと目標に応じて、適切な学習方法を選択してください。
【Q&A】英検®1級ライティングのよくある質問
Q1. 英検®1級ライティングで高得点を取るには、どんな力が必要?
A. 単に難解な語彙や文法を使うのではなく、論理的で一貫性のある主張を明確に伝える力が求められます。
採点は「内容」「構成」「語彙」「文法」の4観点で評価され、特に論理展開の明確さと文脈に合った語彙選びが重要です。
テンプレートを活用した構成力や、実例と理由を組み合わせた説得力のある文章が高得点への鍵となります。
Q2. 新形式の要約問題には、どのように対策すべきですか?
A. 要約問題では、筆者の主張や論理構造を正確に読み取り、自分の言葉で簡潔に再構成する力が問われます。
原文の言葉を多用すると減点されるため、パラフレーズ技術(言い換え)が不可欠です。
文構造の変換や同義語の活用を通じて、論理の一貫性と語彙の多様性を保った要約文を作成することが重要です。
Q3. 独学ではなく添削指導を受けるメリットは?
A. 自分では気づきにくい論理の飛躍や語彙の不自然さを、第三者が具体的に指摘してくれるのが添削の大きなメリットです。
論理構成や表現の精度を高めるフィードバックを得ることで、最短距離で実力向上が可能になります。
特に大学受験を控えているなどで時間が限られている人には、効率的な対策として有効です。
英検®1級ライティングの確実なスコアアップは英検®専門塾「英検アカデミー」へ

ここまで、英検®1級のライティング対策について詳しく解説してきました。
英検®1級ライティングは準1級以下と比べ難易度が高く、また採点基準が公表されていないことから闇雲に対策を講じただけでは点数アップしにくいと言われています。
また1級受験者は高い英語力を持っているがゆえに、自分では気づかない英作文の癖が出てしまうといった課題も散見されます。
そこでぜひ活用したいのが、英検®合格を熟知したライティング専門講師によるサポートが受けられる英検アカデミーのライティング講座です。
一般的なライティング添削とは異なり、英検®に精通している講師による指導を受けることができるため、合格に向けて無駄のない対策をすることができます。
ライティングパートでの伸び悩みを感じている方、対策の方向性が見えないとお悩みの方は、英検®ライティングの指導実績が豊富な英検アカデミーのライティング専門講師に相談してみることをおすすめします。
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まとめ:自信を持って本番に臨むための最終チェックリスト
英検®1級ライティングで確実に合格するためには、
- 採点基準の正確な理解
- 再現性のある解答手順の習得
- 新形式への対応
- 客観的な実力の把握
が大切です。
本番前には、時間配分の確認、頻出テーマの論点整理、要約とエッセイの解答の順序決め、見直しポイントの確認を行いましょう。
また、当日は完璧を求めず、確実に得点できる範囲で論理的な文章を書くことを心がけてください。
この記事で紹介した戦略を実践すれば、必ず合格レベルに到達できます。
あとは自信を持って本番に臨みましょう!
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よくある質問


記事監修者
桐山 ヒロキ
経歴
青山学院大学経済学部を卒業後、英検®対策塾「英検®︎セミナー」へ入社。
人気講師として500人を英検®合格へ導いた後、2005年に英検®︎アカデミーを設立。 設立18年、累計10,000人超の英検®合格をサポート。合格率は93%をほこる。
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