【第八回】まもなく行われる英検二級の『二次面接試験』対策について
英検二級の一次試験では筆記とリスニング能力が問われますが、
二次試験では約7分間、英語での面接が行われます。
一次試験後、二次試験まで一ヶ月ない中で、
面接の練習をしなくてはなりません。
面接委員とは英語でのコミュニケーションになるうえ、
面接試験中はメモや写真撮影、録音などはできません。
…このように書き始めてしまうと緊張をさせてしまうだけですが、
どのような試験でもコツはあるものです。
合格を掴みとるためにも、
英検二級の二次試験で気をつけたいことを当日の流れと共に確認していきましょう!
二次試験当日の流れは?
英検二級の二次試験受験者に占める
合格者の割合は75%ほどと言われています。
決して低い合格率ではないので、面接時は落ち着いて取り組むようにしましょう。
1:係員の指示に従って、面接室に入ります。
この入室時に、「May I come in?」 と言う人が多いようですが、
入室を前提にしている試験なのでわざわざ聞く必要はありません。
ただ例えば面接が午後に行われる場合は「Good afternoon」などの挨拶をしましょう。
2:面接委員に「面接カード」を手渡します。
3:面接委員の指示に従い、着席します。
4:面接委員による氏名と受験する級の確認が行われ、その後は簡単な挨拶をします。
緊張のあまり下を向いてしまう、
または緊張しすぎて小さい声でしゃべらないようにしましょう。
緊張するのは、当たり前です。
けれど面接委員の方は、受験生の態度をしっかりと見ています。
まずは面接委員の目をしっかり見て、間違いを恐れずにハキハキと話しましょう。
5:面接委員からパッセージ(文章)と「問題カード」が手渡されます。
6:パッセージの黙読(20 秒)
20秒間は、内容理解に全力を尽くしましょう。
7:パッセージの音読
英語のタイトルから読むようにしましょう。
意味の区切りとイントネーションに注意し、ゆっくりと読みましょう。
発音に自信がなくても、聞き手に一生懸命伝えようとする気持ちが大切です。
8:パッセージについての質問(No. 1~4)
音読の後、面接委員から質問されます。一番の山場だと考えて下さい。
とにかく大切な事は、「黙り込まない」ということです。
何を言われたのか分からなかったら
「I beg your pardon」や「Please say again」と聞き返すようにしましょう。
二度聞き返したぐらいでは、減点されません。
大切なのは発音や文法の正確さよりも、
積極性をもって面接委員とコミュニケーションを図ろうという気持ちです。
もちろん発音や文法が正しいに越したことはありませんが、
何よりも失敗を恐れずに答えましょう。
13:試験が終了したら「問題カード」を面接委員に返す
14:退室
このような流れになります。
過去問などを使用して二次試験の練習は出来ますが
面接の練習に独学だけでは難しいところも出てきます。
そんな時は、学校の先生に模擬面接の試験委員になってもらう方法もあります。
また、英検合格のノウハウを持っている専門英語塾を利用するなどもオススメです。
面接までにしっかりと準備をして、自信をもって本番に臨みましょう!